「才能なんてない」空白だらけだった私を変えた歌──「紫陽花は降らない」小河心優 ファンとの絆を乗せた初ミニアルバム

[ 2025年9月19日 11:00 ]

【画像・写真1枚目】「才能なんてない」空白だらけだった私を変えた歌──「紫陽花は降らない」小河心優 ファンとの絆を乗せた初ミニアルバム(撮影・仲ありす)
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 6人組アイドルグループ「紫陽花は降らない」(通称・あじふらい)が、9月10日に初のミニアルバム「夏に揺れる」をリリースする。デビューから間もない中でつかんだ大きなチャンス。スポニチ東京本社でのソロインタビューに応じた小河心優は、自身の内面と重ね合わせるように、一曲への特別な感情を静かに、しかし力強く語り始めた。(「推し面」取材班)

  「デビューしてまだ日が浅い中、すぐにまたミニアルバムを出させていただけると聞いて、本当に嬉しかったです」。シングルリリースを経て、新たに開催されるイベントでは、また新しい出会いが待っている。「たまたま通りかかったお客さんも見てくださるのが嬉しいんです」。その言葉には、一人でも多くの人に自分たちの存在を知ってほしいという純粋な願いがにじむ。

 今作に収録される5曲の中で、「ぜひ聞いてほしい」と名前を挙げたのは「始まりの詩」だ。運命的な出会いは、遠征帰りの飛行機の中だったという。配られた音源と歌詞に目を通した瞬間、心を射抜かれた。

 ♪才能なんてないし 空白ばっかりの僕に 「好きに描いていけばいいんだ」と教えてくれた――

 「この歌詞が凄く私らしいなって」

 もともと、「自分にアイドルの才能があると思ったことがあまりない」と自己評価してきた小河。ステージの上で輝く自分を、どこか信じきれずにいたのかもしれない。

 だが、その“空白”を埋めてくれたのは、いつも温かい言葉をくれるファンの存在だった。「ファンの方に伝えていただいていることを、そのまま自分が歌っているような感じがして」。だから今も、ステージに立つとき、このフレーズに特別な思いを乗せる。ファンがくれた自信を、今度は自分の歌声で誰かに届けたい。その一心でマイクを握っている。

 パフォーマンスにもその思いは宿る。「メンバーに順番に魔法をかけるような振り付けがあるんです」。それはまるで、ファンからもらった光を仲間へとつないでいく儀式のようにも見える。曲中、一度客席に背を向け、再び正面を向く瞬間。そこで見せる切ない表情、エモーショナルな視線は、幾度となく鏡の前で繰り返した努力の結晶だ。「そういう表情を作るのは得意?」と水を向けると、「頑張ってます(笑)」とはにかんだ。その笑顔の裏に、ひたむきな誠実さが見えた。

 このメッセージをちゃんと届けたい。その思いが小河をまたステージへ向かわせる。

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