コメ流通評論家「消費者が、農家さんがどんだけ大切につくったかという意識なく買っている状態が怖い」

[ 2025年6月13日 09:51 ]

フジテレビ社屋
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 コメ流通評論家の常本泰志氏がが13日、フジテレビの情報番組「サン!シャイン」(月~金曜前8・14)にリモート出演。小泉進次郎農相が12日、無関税のミニマムアクセス(最低輸入量)による主食用米の輸入を前倒しすると発表したことに言及した。

 毎年最大10万トンを調達しており、うち初回分として3万トンを対象にする。例年は9月の入札を6月27日に実施し、9月下旬には事業者に引き渡す予定で約3カ月早く市場に出回ることになる。政府は高騰が続くコメ価格の引き下げに向け、備蓄米の放出を進めている。ただ在庫は少なくなっており、輸入米も投入することで不足感の緩和を狙う。

 小泉氏はコメ価格対策として、ミニマムアクセスの前倒しとは別に「緊急輸入」も排除しない考えを示している。ただ国内農家の反発が予想されハードルは高い。

 全国のスーパーで5月26日~6月1日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格は前週と比べ37円安い4223円だった。約半年ぶりに2週連続で下落したが、小泉氏は「私の認識ではまだ十分下がってない」と述べた。農林水産省は12日、随意契約で放出した備蓄米が沖縄県を除く46都道府県の店舗で販売されたことを確認したと発表している。

 常本氏は、小泉農相の政策について「当初、江藤さんがやってた頃は“価格にコミットしない”と会見でおっしゃってるんですよ。つまり、ある一定以上の価格は担保したうえで量を出しますよっていうのが、いつの間にか価格にすり替わっちゃってるんですよね。それはもちろん世論的な問題もありますしメディア的な問題もあるとは思うんですけれども、それに対して受けのいい価格に振っていったというのが小泉さんのやりかたなのかなと思っています」と述べた。

 これに対し、カズレーザーが「でも現状、消費者は安いおコメの方に向いているわけですよね。新米としての適正価格もある。その価格では買わない、カリフォルニア米とそもそもどっちを選ぶかという選択肢に乗ってる時点で、高いおコメの需要がもうなくなっているってことなんじゃないですかね」と指摘すると、恒常本氏は「一概に言えなくって、結局たぶんある一定の層っていう、例えば最初から高級米が欲しいよとか、おいしいご飯を食べたいよっていう人はそういう価値観で動くと思う」と話した。

 そして、「大体、今の状態っていうのは、カズレーザーさんがおっしゃった通り、スーパーさんで大体50%買われる世の中なので、そのスーパーさんが味を分かって売ってるわけじゃない。だって定員さんに聞いても味分かんないじゃないですか。それでもいいから銘柄だけで買ってたりとかっていうようなのが当たり前になってるわけですよね」と持論を展開。「そうしたら他の食品と同じように安けりゃいいやっていう発想にはなりやすいと思います。そのおコメが結局ちゃんと作られて、ちゃんとした価値で売られている所というのは、それなりにニーズがありますし、うちらもそうですし、そこでどう考えていくか。消費者の皆さんは果たして農家さんがどんだけ大切につくったものかという意識がないまま買っている状態が怖いと思ってます」と私見を述べていた。

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