鈴木京香 亡き阪神・横田さん母役で映画主演 自身も闘病中に励まされ…運命のオファー「こんな奇跡が」
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昨年3月に長期休業から復帰した女優の鈴木京香(56)が11月公開予定の映画「栄光のバックホーム」(監督秋山純)に主演する。2年前に脳腫瘍のため28歳で他界したプロ野球元阪神の横田慎太郎さんの生涯を描いた作品で、母親のまなみさんを演じる。撮影を終えた鈴木は本紙のインタビューに「実は闘病中に横田さんのことを知り、大変励まされたんです。その後まさかの出演依頼が来て、こんな運命的なことがあるんだと驚いています」と特別な思いを明かした。(中村 綾佳)
「凄く不思議なご縁を感じています。当時、私は病気の療養中でつらい思いをしていたものですから。横田さんの存在を知って、こんなにも心の強い人がいたなんて…と胸を打たれたんです」
23年春に体調を崩して仕事を全て降板。療養中の自宅のテレビで偶然、横田さんの訃報に触れた。普段は「野球をあまり見ない」が、横田さんが引退試合で見せたバックホーム映像にくぎ付けになった。
「こんな奇跡って本当に起きるんだ」。その姿に心が震えるほどの衝撃を受けた。
でもすぐに「もっと早く彼のことを知りたかったな」とも思った。「というのも、彼のことを一日でも早く知っていたら、もっと強い気持ちで、あの日々を乗り越えられたと思うんです。そのくらい私を励ましてくれた存在でしたから、彼のことをたくさんの人に知ってもらいたいと心から思ったんです」
その後、出演依頼が舞い込んだ。「あの時の彼だ!」。女優復帰を発表した直後の昨年3月。運命の引き合わせに胸が高鳴った。
演じる役柄は横田さんを支え続けた母まなみさん。脳腫瘍と分かるとすぐに仕事をやめ、片時もそばを離れず看病を続け、絶望の淵にいた愛息を明るく強く笑顔で励まし続けた。
「横田さんは、まなみさんという母親がいたからこそ強く育ったんだと思うんです。私は病気明けで不安もありましたが、原作も読んでこの役は絶対にやりたいと覚悟を持って引き受けました」
しかし、一方で「私には子供がいないので、母親じゃないと分からない感情があるかもしれない。まなみさんの素晴らしさをちゃんと表現できるだろうか」との思いもあったという。
撮影に臨んだのは昨年夏。記録的な酷暑で復帰間もない鈴木にとって厳しい環境だった。乗り切ることができたのは、ダブル主演の横田さん役・松谷鷹也(31)の存在。炎天下や大雨のもと野球に打ち込む姿を見守り、女優として新たな感情が芽生えた。
「我が子は目に入れても痛くないと言いますが、今までは大げさだなあと思っていました。でも、本当にその通りなんだなって。これまでも母親役はありましたが、初めて感じるものでした」
そんな鈴木の演技を見たまなみさんは、本紙に「京香さんの心のたくましさや優しさが垣間見えて、私たち家族はつらいことだけではなく、息子を囲んだ幸せな日々もいっぱいあったのだと表現してくださった」と鈴木への感謝を語った。
その言葉に鈴木は「私こそ横田さんにとても励まされたのに…。作品と出合えたこと、本当に感謝しています。この物語をたくさんの人に知ってもらいたいという思いで精いっぱい演じました」と感極まった。
インタビュー終了後。駆けつけていた横田さん役の松谷を見つけると、頬を緩ませ「こっちこっち」と気さくに手招き。久しぶりの“親子”再会を満面の笑みで喜んだ。その姿は母親そのものだった。
◇映画「栄光のバックホーム」 原作は横田さんの自著「奇跡のバックホーム」と、まなみさん目線で描かれた母子の闘病記「栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24」(中井由梨子著)。出版元の幻冬舎・見城徹社長がこの映画のために製作会社「幻冬舎フィルム」を設立。同社の第1回作品となる。描くのは、野球に全てを注いだ横田さんの壮絶な28年の生涯。将来を嘱望されたプロ4年目の17年に脳腫瘍を発症。復帰を目指したが後遺症に苦しみ、19年に引退を決断。同年9月26日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦(鳴尾浜)に引退試合として臨み「中堅」で途中出場。直後の中前打を処理してノーバウンドの本塁送球で補殺を記録した。現役最後のワンプレーは「奇跡のバックホーム」と称された。引退後は自身の経験を伝える講演活動に力を注いたが23年の夏に空へと旅立った。
○…鈴木には、映画「20歳のソウル」などで知られる秋山監督が自ら出演を依頼した。「まなみさんと京香さんの、凜(りん)として美しく、優しさと強さを合わせ持つところが重なる」との思いからオファーを決断。「ちょうど1年前の3月に京香さんが『グランメゾン東京』で長期療養から復帰との報道を見て、その日のうちに出演を依頼した」という。鈴木と横田さんの縁を知り「これは運命だと僕も思いました。天国の横田さんが導いてくれた奇跡です」と感謝を口にした。
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