日本テレビ「厨房のありす」プロデューサー語る④ 永瀬廉の存在感と大森南朋の包み込む温かさ

[ 2024年1月25日 07:00 ]

謎の青年・倖生を演じる永瀬廉(日本テレビ提供)
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 日本テレビドラマ「厨房のありす」(日曜後10・30)は、生きづらさを持つ人々が織りなす少し切なくて温かい物語。主演の門脇麦(31)演じる自閉スペクトラム症(ASD)の料理人・ありす以外にも、何かを抱えた人物が登場する。

 突然ありすの店に現れて住み込みバイトを希望する倖生を演じるのはKing&Princeの永瀬廉(25)。第1話でありすが作った角煮を食べて涙を流すなど、ただならぬ過去を背負っている。プロデューサーの鈴間広枝氏は「愁いがある方。『おかえりモネ』(NHK)でもそうでしたが、存在自体で“含み”を表現できる」と永瀬の魅力を表現した。

 ゲイでありすの父親・心護を演じるのは大森南朋(51)。鈴間氏は当事者取材を通して古典的印象の“おネエっぽさ”を極力そいだ自然体を意識。「50代のゲイの方は、時代背景的に強い差別を受けてきたことが多い。だからこそ他人の痛みが分かる優しさがある」とし「温かく包容力のある大森さんは適任でした」と語った。

 一方、「猟奇的な役もこなせて演技の振り幅が広く、今作でもピリッとする要素がある」とも評した。実はその要素が物語の鍵となる。(続く)

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