矢吹奈子 朗読劇「ラヴ・レターズ」で観客涙の熱演 8歳から56歳まで声で描く…名作に臨んだ思い語る
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女優の矢吹奈子(22)が24日、渋谷・PARCO劇場で上演された、名作恋物語「ラヴ・レターズ」で、初の朗読劇に挑戦した。幼なじみ・アンディーとの48年間にも及ぶ手紙を読み上げる“声だけの舞台”で、愛に悩んだメリッサの半生を演じきった。一体どんな思いで臨んだのか。(井利 萌弥)
舞台を降りたばかりの矢吹を取材すると、その表情は充実感にあふれていた。
「終わっちゃいました」と第一声。「始まる前は、終わったらスッキリするのかなと思っていたんです。今までたくさん練習してきて、2時間の長丁場を迎えるわけじゃないですか。“あー、終わった!”っていう気持ちになるのかなと思ったんですけど、凄く寂しい気持ちになりましたね。それは、アンディーとの別れや、人生との別れからきた寂しさなのか、この時間が終わってしまったという寂しさなのか…。もう全部混ざっていると思うんですけど、あっという間でした」と全力を出し切った時間を振り返った。
作品についてもともと知っていたという矢吹は「お話を聞いたときに“あっ”と思って。私はまだ22歳だけど、今まで30年あまり、たくさんの方が出演されている上、48歳分の期間を演じるっていう作品なので、最初は自分で大丈夫かなっていう不安だったり、まだ経験していない部分を演じるのってどうなんだろうっていう不安がありました」と、準備段階では多大なプレッシャーも感じていた。
これまで出演したドラマでは、実年齢に近い役柄を演じることが多かったが、今回の舞台では8歳から56歳まで年齢の移ろいを表現しなければならない。「声のトーンとかしゃべるスピードみたいなことは結構考えました。ついつい自分の感覚でいっちゃいそうだから、“ゆっくり”とか大きく台本に書いてやってましたね」と工夫を凝らし、新境地に挑んだ。
アンディーを演じた俳優の阪本奨悟(30)とは初共演。だが、関係の奥深さは客席に十分伝わった。「1度稽古でお会いして本番で、何回も会ったわけじゃないのに、凄い距離が近い感覚があるんですよ。多分お互いしゃべったのって本当に5言ぐらいしかない。あいさつ程度で全然話していないのに、台本を一緒に読んでいるからなのか、心が通い合っている感じがして、なんか不思議な感覚でした」と作品の持つ力にも後押しされた。
劇中、アンディーへの思いを抱えたままメリッサが逝去。アンディーは追悼の手紙で声を震わせ、メリッサを愛していたと告白する。亡くなったメリッサがアンディーに声を掛ける場面では多くの観客が涙し、時折鼻をすする声が響いた。舞台が明るくなり、立ち上がった矢吹も目頭を押さえていた。
「家で読んでいる時も、最初初めて読んだ時は凄いうるうるしました。でも、その後はもう、間違えないようにって読みながらずっと練習していたので、そんなに涙するとは思っていなかったんですけど、実際に本番を迎えると、やばかったです。最後アンディーの方を見て声をかけるんですけど、そこからは手紙じゃないんですよ。今までずっと手紙のやり取りだけを描いていたんですけど、そこからはもうメリッサは魂になっていたので、より心にぐっとくるものがあって。稽古をたくさんしなかったからこそ生まれたの感情なのかもしれないなって思います」。
終演後は割れんばかりの拍手。「実際にやってみて、凄く楽しみながらできたし、阪本さんとお客さんを信じて、皆さんと一緒に50年ぐらいを共に生きることができたなと思いましたね」と達成感があふれた。
「普段私は感情を大きく出さないので、大きい声出して怒ってみたりとかいうのが凄い面白かったです」と振り返り「今回は動かないで、座って“読む”。広いステージの中でも一部しか使っていなかったんですけど、声を奥の会場全体まで届けるっていう部分で、今までの映像のときとは違う表現の仕方とか、感情の出し方みたいなものを学べて、それも楽しいなって感じました」と実感がこもった言葉で思いを語った。
昨年4月「人に届くような女優になる」と、アイドルグループ「HKT48」を卒業し、俳優業に飛び込んだ矢吹。朗読劇を成功させ、舞台での活躍の可能性を広げた。
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