北村弁護士、羽田“ペット犠牲”を解説 「日本は遅れてる」の声に反論 「さすが」「おっしゃる通りです」

[ 2024年1月25日 11:14 ]

北村晴男弁護士
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 弁護士の北村晴男氏(67)が、25日までに公式YouTubeチャンネルを更新。今月4日、羽田空港で日航機と海上保安庁の航空機が衝突して炎上し海保機の乗員5人が死亡した事故について見解を示した。

 この事故で、乗客379人全員が無事に脱出した。一方で、日航機の貨物室に預けられたペット2匹は救出できなかった。

 この報道に関し、北村弁護士のもとに「乗務員やパイロットの対応が素晴らしいかった。海外でも奇跡だと称賛されています。一方で、ペット2匹が犠牲になったという件が話題になっていますが、ペットを貨物室に入れる現状に関してどう思いますか?」という質問が寄せられた。

 この事故が起こった当時、海外にいたという北村氏は、報道で事故を知った。「日本航空、長いこと事故がなかったので…頑張ってるJALが“ええーっ”と、最初は正直思っていました」というが、その後乗客全員が脱出したという報道を受け「本当に奇跡だと思いました。あれだけ燃えている飛行機を見て、“そんなことあるの”と思いました」と驚いた様子だった。

 北村氏は、乗客を救った乗務員と、最後に機内を全て確認し、逃げ遅れた乗客を脱出させた機長の行動を称賛。2014年に韓国で起きたセウォル号沈没事故で、船長が真っ先に脱出したという過去の事例を挙げ「人間力」を称えた。

 この事故で多くの議論を呼んだ「ペット犠牲」については、海外では条件を満たせば客室にペットを乗せることができる社もあると説明した上で「しかし、緊急時はどの航空会社も人命優先。ペットのケージは荷物扱い」と指摘。ペット問題に関し、「日本は遅れている」などとする声が多数上がっていたが、北村氏は「結局のところ、海外で同じ事故が起こったとしても、ペットは客室に置いていかざるを得ない。人命優先、助けることはできないという結果になったと思いますね」と説明した。

 自身も猫と暮らしているため「ペットを家族同然としてかわいがっている方がたくさんいることも知っています」と理解を示した上で、「現状、日本の社会でも、世界でも、人命優先」と吐露。「これは現在の常識であって、将来は変わるかもしれません。それは私も分かりません」とし、「緊急時にもペットを救出できるような、体制をとる時代が来るかもしれませんが、物理的にさまざまな条件をクリアしないといけない。今は簡単ではないと思います」と推察。

 その上で、「結論をいうと、現状は、正直やむを得ないと私は思っています」と私見を述べた。

 この動画には「そんなにペットの命が大事なら まず、ストレスのかかる遠出は避けるべき ペットの命が大事と言う人ほどペットを愛着感じるモノとしか思っていないのだろう」「乗客が全員助かっているからこそペットもどうにかできたのではという思いが湧いてくるのでしょう。ただ、今回は奇跡だと言われるような結果なのであってこれが当たり前ではない。一人でも多くの乗客を救うことに最大限のエネルギーを注ぐ必要があることに変わりはありません」「引っ越しならいざ知らずこれ見よがしにペットを連れ回すのは人間のエゴ」「動画でもおっしゃっているとおり、仮に客室にペットを持ち込めたとしても、緊急脱出時には持って逃げれない。にも関わらず、やれ“日本の航空会社は遅れてる”とか、“日本でも客室に持ち込めるようにすればいい”みたいな浅いコメントが多くて辟易します」と、さまざまなコメントが寄せられた。

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