堺正章「全然面影はないね」ムッシュかまやつさん長男「TAROかまやつ」とジョーク交え感激初共演

TAROかまやつ（左）と共演した堺正章（撮影・佐藤拓央）
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　タレントの堺正章（77）が6日、毎年恒例のディナーショーを東京・南青山のブルーノート東京で行った。今年は「ザ・スパイダース」時代の盟友で、2017年に死去したムッシュかまやつさん（享年78）の七回忌の節目ということもあり、長男でシンガー・ソングライターのTAROかまやつをゲストに招き初共演。「全然面影はないね」と得意の“堺節”を交え、特別なステージを楽しんだ。

　2人はザ・スパイダースの名曲「あの時君は若かった」をコラボ歌唱。歌い終えた堺は「（ムッシュのような）ウエスタンな鼻にかかったような雰囲気があるのかなと思っていましたが、とても現代っぽい声。素敵でした」と称賛。いつも隣にいた相棒を懐かしみながら「熱いものがあった…」と目頭を熱くした。

　ムッシュさんが亡くなって6年。堺は「こんなに時がたっても皆さんから愛されている素晴らしいアーティスト」と追悼。「横を見ると（ムッシュが）笑っていて、井上順もいて。ちょっと隣には井上堯之もいたな」と仲間たちとの青春時代に思いをはせた。

　今年は、自身にとっても77歳という喜寿の年だった。谷村新司さん（享年74）ら多くのミュージシャン仲間を失った一年でもあり「凄く寂しい気持ち。あの笑顔が見られないと思うと…」と悲しみは絶えない。

　それでも“生涯現役”だ。「もうギリギリですよ。いつでも倒れる準備はできていますが、事務所が大丈夫と思っているんでね。いつか絶対に倒れてやるんだ！」と“舌好調”だった。（吉澤　塁）