金子恵美氏　ススキノ頭部切断事件で母親も逮捕に「本当の愛情は時に厳しいことを言って諭されること」

金子恵美氏

　元衆院議員の金子恵美氏（44）が26日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。札幌市の繁華街ススキノのホテルで、頭部が切断された男性の遺体が見つかった事件について言及した。

　札幌・中央署捜査本部は25日、死体損壊などの疑いで逮捕した職業不詳田村瑠奈容疑者（29）と父親で精神科医の修容疑者（59）の同市厚別区の自宅から被害者の頭部を発見したことを明らかにし、同じ容疑で母親のパート従業員浩子容疑者（60）も逮捕した。頭部が持ち込まれていたことを知っていた疑いがある。一家は3人暮らしだった。

　浩子容疑者の逮捕容疑は瑠奈、修両容疑者と共謀し、今月1日深夜～2日未明、ホテルの一室で刃物のようなもので男性の首を切断し、頭部を運び出した疑い。認否は明らかにしていない。

　司会の谷原章介の「これで同居する家族全員が逮捕されることになりました。この事件、どう受け止めてますか？」との質問に、金子氏は「想像を超える現実にまず衝撃を受けますよね」と感想。「誰かが止めなければならないのに、誰も止められなかったという特殊な家庭というか、いびつな親子関係がうかがえますが、普通、親子関係、本当の愛情って、時に厳しいことを言って、そこで諭されながら何か感じていくものだと思うんです」と自身の家族論を述べた。

　その上で「VTRに過保護という言葉がありました。娘至上主義だったのかも知れないですけど、間違った愛情に発展していったのかなと思いましたし、世の中には一線を越えてはいけないということがあるのにもかかわず、そこでどこかで歯車が狂ってしまって軌道修正できなかったのかなと思いました」と話した。