北方謙三氏 直木賞選考委員の退任理由を明かす「権威を持ってはいけない」

[ 2023年7月25日 21:20 ]

北方謙三氏(左)と生島ヒロシ
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 作家の北方謙三氏(75)が25日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜前5・00)にゲスト出演した。

 23年間にわたってつとめてきた直木賞の選考委員を1月で退任。フリーアナウンサーの生島ヒロシ(72)から「どうしてですか?」と問われ、北方氏は「直木賞というのは、社会的な波及性が賞にあるから、選考委員も社会的な権威を持ってしまう。作家は権威を持っちゃいけない。権威と相反するところに居るのが作家でしょ。10年くらいで気が付いてきて、いたたまれなくて…。でも誰かが選ばなきゃいけない。選ぶ人間は必要なんだと…。それで10年くらい経ったんですけどね。辞めたんです!」と振り返った。

 生島も「やっぱり、北方謙三さんらしい判断ですね」と納得。北方氏は「生き方の問題です。ただの生き方の問題です」とサラリと言ってのけた。

 26日にはチンギス・ハンの生涯を描いた歴史大河小説「チンギス紀 十七 天地」が発売される。合わせて28日午後8時からTBSラジオで特別番組「北方謙三×神田伯山 チンギス紀をめぐる対話」が放送される。

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