ティナ・ターナーさん死去に音楽界が涙　ミック・ジャガー、マライア・キャリーら追悼

英歌手エルトン・ジョン（左）と共演するティナ・ターナーさん＝1995年12月、米ニューヨーク（AP）
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　米人気歌手で「ロックの女王」と呼ばれたティナ・ターナーさんが、スイス北部チューリヒ近郊の自宅で死去した。83歳。死因は明らかにされていないが、近年腎臓病などを患っていたとされ、長期の闘病生活を送っていたという。ターナーさんのSNSは24日、死去を発表し「彼女の音楽と人生への際限のない情熱は、世界中の多くのファンを魅了し、明日のスターに刺激を与えた」と追悼した。

　多くのミュージシャンから尊敬されたターナーさんに、世界のスターたちからも追悼の声が数多く上がった。

　ターナーさんが1960年代にツアーに参加し“親友”だったローリング・ストーンズのミック・ジャガーは「彼女は本当に素晴らしい才能を持ったパフォーマーであり、シンガーでした。彼女はインスピレーションにあふれ、温かく、面白く、寛大でした」とSNSにつづった。ロッド・スチュワートは「打ちのめされている。友人であり、相談相手であった」と悲しみに暮れ、チャリティーなどで共演した英歌手エルトン・ジョン（76）は「世界で最も刺激的なパフォーマーの一人。作品でも舞台上でも伝説的だった」と称えた。

　女性歌手ではマライア・キャリーがツイッターで「私にとって、彼女は常にサバイバーであり、世界中の女性たちにインスピレーションを与える存在です。安らかに眠れ、クイーン」と追悼。ビヨンセも公式サイトで「私の最愛の女王様。私はあなたを限りなく愛しています。あなたが道を切り開いてきた全ての方法に感謝しています」とした。ダイアナ・ロス（79）は「ショックを受けて、悲嘆に暮れている。ティナ・ターナーのご家族、愛する方々に哀悼の意を表します」とターナーさんとのツーショット写真を掲載した。

　○…バイデン米大統領（80）は「逆境をはねのけ、長年のキャリアと人生を築き、伝説をつくった」と称賛する声明を発表。オバマ元米大統領（61）もSNSに「彼女はパワフルだった。世界中のファンとともに、ロックンロールの女王であり、その光が消えることのないスターを称えます」とつづった。