「どうする家康」溝端淳平 念願の大河初出演「大きな目標」今川氏真役 公私に親交・松本潤と9年ぶり共演

[ 2022年7月14日 12:01 ]

来年2023年のNHK「どうする家康」で大河ドラマ初出演を果たす溝端淳平。今川義元(野村萬斎)の嫡男・今川氏真役を演じる
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 俳優の溝端淳平(33)が来年2023年のNHK「どうする家康」(日曜後8・00)に今川義元(野村萬斎)の嫡男・今川氏真(うじざね)役でレギュラー出演し、大河ドラマ初出演を果たすことが14日、番組公式ツイッターで発表された。

 希代のストーリーテラー・古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛け、嵐の松本潤が主演を務める大河ドラマ62作目。「リーガル・ハイ」「デート~恋とはどんなものかしら~」「コンフィデンスマンJP」などのヒット作を生んだ古沢氏は大河脚本に初挑戦。松本は大河初出演にして初主演となる。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。

 溝端が演じる今川氏真は、なすことすべて裏目に出る今川義元の嫡男。坊ちゃん育ちのプライド高い御曹司だが、実は偉大な父を持つがゆえの劣等感に苦しみ、義元が目をかける元信(のちの徳川家康)にもコンプレックスを感じている。今川家を譲り受けるが、桶狭間の戦いで義元が討ち死にし、その運命が大きく揺らぐ。

 役について、溝端は「今川氏真は、戦国武将の中でも特に数奇な生涯を辿った人だと思います。血筋も育ちもいいサラブレッドですが、実は劣等感の塊でもあり、父親に認められたい、家康を越えたいという一心で武人としての研鑽を積みながらも、自分に才能がないことにもがき苦しむ、人間くさい人物という印象です。家康とは兄弟のように育ちますが、やがて決別し、敵となってしまいます。その後、全く違う道を進んでいきますが、豪傑たちが台頭する戦国時代の中で、お互い根底には一番近いものがあるような気がします」と解釈。

 大河初挑戦については「役者をやり始めた頃から、大河ドラマに出演するということは大きな目標でした。いつか自分もという思いを持ち続け、念願が叶いました」と感激。「これまでの経験を生かしながらも、初心に還り、丁寧に自分なりの今川氏真を創っていきたいと思います」と意気込んでいる。

 主役の松本とは14年1月期のフジテレビ“月9”「失恋ショコラティエ」で初共演。以来、「公私共にお付き合いさせていただいています。松本さんは頼りがいがあり、時には役者全員の盾になってくれる男気や、スタッフの方々含め、現場全員に細やかな気配りや配慮をしてくださる優しさのある方です。今回も出演が決まったことをご報告すると、すぐに電話をかけてくださいました。また同じ現場で一緒に作品作りができることがとても幸せですし、楽しみです」と約9年ぶりの共演を心待ちにしている。

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2022年7月14日のニュース