「ちむどんどん」明らかになる大人たちの“戦争の記憶”にネット「避けては通れないシーン」

[ 2022年4月12日 11:24 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」第2話。涙の妻・優子(仲間由紀恵)の肩を抱く賢三(大森南朋)(C)NHK
Photo By 提供写真

 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は12日、第2話が放送され、俳優の大森南朋(50)が演じる賢三らの戦争の記憶が徐々に明らかになってきた。

 <※以下、ネタバレがあります ご注意ください>

 毎朝、朝日に手を合わせてお祈りしている父・賢三(大森)。その理由を子どもたちに尋ねられると「お願いしたいことと、謝らないといけないことがあるわけさ」と語り、“お願い”は家族みんなが幸せに暮らせるよう祈っているのだと説明するも、“謝らないといけないこと”については語らなかった。

 その夜、東京から来た史彦(戸次重幸)が比嘉家にあいさつに訪れる。子供たちが寝静まった後、賢三と優子(仲間由紀恵)、史彦は3人で話をすることに。

 戦時中、陸軍の幹部候補生だった史彦は米軍が沖縄に上陸する前に配属替えになり、戦火を逃れた過去を明かし、「今でも時々申し訳なく思ってしまいます。生き残ってしまったこと…」と吐露。すると賢三も「自分は中国をあっちこっち…」「生きている限り、謝り続けないといけないと思ってます」とつぶやき、各々の戦争経験や思いを話した。優子は「うちは実家が那覇なんです」と史彦に1944年の空襲で辛い経験をしたことを打ち明けた。

 史彦が帰った後、ふと目を覚ました暢子(稲垣来泉)は母・優子が縁側で優子が泣いており、賢三が肩を抱いて慰めているのを目撃する…。という展開だった。

 放送後、SNS上では「避けては通れないシーン」「なかなか傷は癒えることはないんでしょうね」「生き残った者の深い苦しみ、悲しみ……『おかモネ』で描いた被災者の想いと重なってグッと来てしまいました」「子供たちには元気に明るく育ってほしい」などの声が寄せられた。

続きを表示

2022年4月12日のニュース