文化放送・石川真紀アナ 生ラジオで退社あいさつ 今後は起業、社会人学生など「3足のわらじを」

[ 2022年3月21日 14:33 ]

文化放送社屋
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 文化放送の石川真紀アナウンサー(47)が21日、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)に出演。今年3月いっぱいで退社することを報告し、あいさつした。

 「お騒がせしてしまいまして…放送の貴重お時間をいただきまして。私、退職にすることに致しまして。放送は今月末31日まで務めさせていただく予定なんですが、その前にごあいさつの時間を作りませんかとこの番組の関係者の方々に言っていただきまして。阿佐ヶ谷姉妹さん、ガンバレルーヤさんの貴重な日なので、ご迷惑にならないようにと思いながら…ありがとうございます」と切り出した。

 「これまで25年務めてきて、こんな月日がたったのかと…ふと浮かんだのは、芸能の世界もそうなのかなと想像するのが、完成することのない世界ですよね。放送もそうだなと思いながら、毎日試行錯誤を積み重ねる25年だったんですが、この数年はお聞きの皆さんと心の根っこの部分で通じ合えているような実感を持ちながらマイクの前にいる日が増えてきまして。おそらく、物事の善悪だったり、清濁併せのむ部分はあるけれども、どこか許せない部分、許しちゃいけない部分は大事だなと思えるところだったり。言葉に表現できない部分だったり、お聞きの皆様と通じ合いながら放送でお話しているなと思える時間がこの何年か増えてきていまして、それは1人の放送人としては幸せなことなのかなと。そこは本当にお聞きの皆様に私は育てていただきましたし、一緒の時間を過ごすことができた結果そう思えるようになったんだなと、本当にありがたいなと思っています」と感謝。

 今後について「退職するって決めて、この先どうしようかなと思っている時に大学時代の同期が真紀ちゃん、一緒にやろう、起業しようと声をかけてくれまして、起業することにしたんですね。これはチャンスの神様があなたたち一緒にやりなさいと背中を押してくれたんだと思って、前に思い切り進んでみることにしました」と語った。

 「事業の内容としては起業家の方々の育成支援ができればいいなということと、今はまだ実数が少ない女性の方々のキャリア支援というところに私はコミュニケーション分野で関わろうということになりまして。一緒に事業を立ち上げるメンバーが皆さん経営のプロたちばかり。私だけまったく違う分野からそこに関わるので、一から勉強し直してというところもある。来月からは起業家の卵っていう顔と社会人学生という顔と、それからこれまでのお仕事を生かせる形で一進行者、ファシリテーターという形で何か世の中と関わっていけるといいなと思っていまして。3足のわらじくらいをできるようになっていきたいなという思いでいます」とし、「立場は変わりますけど、これまでいただいたご縁を生かしていきたいなと思っていますので、どうか皆さんよろしくお願いいたします」と挨拶した。

 育成支援については「育成っていうと上からっぽいので、一緒にその方それぞれの表現の仕方ややり方をご一緒に探っていければいいですよね、手をつなぎませんかっていうような気持ちなんです」。

 また、アナウンサーとしてMCや司会進行などで呼ばれた時、ゲストとは初対面のことも多く「なかなか本質の部分までお話を伺えないまま終わってしまうケースが多くて。アナウンサーとしてのお役目としては十分なんですけど、これからはその方が限られた時間の中で本当に発信したいことを伴走する形でというか、一緒に発信できるようになれればいいなと思っています」と心境を明かした。

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2022年3月21日のニュース