LiLiCo プロレス引退試合 夫の純烈・小田井が参戦!「奇麗だ。改めてプロポーズさせて」

[ 2022年3月21日 05:30 ]

飯野“セクシー”雄貴(右)を攻めるLiLiCo(左)と純烈の小田井涼平(撮影・郡司 修)
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 タレントのLiLiCo(51)が20日、東京・両国国技館で行われたDDTプロレスの旗揚げ25周年記念大会で引退試合を行った。2015年にレスラーデビューし、チャンピオンベルトを戴冠した実績を持つ“実力派”だが、20年に左膝蓋(しつがい)骨を骨折し、プロレス活動を断念。涙ながらにリングを去った。

 夫で歌謡グループ「純烈」の小田井涼平(51)とプロレスラーの彰人(35)とトリオを組み、3人組ハレンチ軍団「フェロモンズ」と対戦。小田井はこれがプロレスデビューで、最初で最後の夫婦共闘となった。

 相手の度重なるハレンチな攻撃に対し、LiLiCoは相手の下半身にかみつくなどして応戦。セコンドで見守る純烈のほかのメンバー3人が時折、リングに上がって応戦するも、小田井は相手の強烈な攻撃にグロッギー状態。LiLiCoは左膝を徹底して攻められた末に膝十字固めにギブアップした。

 引退セレモニーでは「みんなの応援が力になりました。最高のプロレス人生でした」と涙。小田井は「ここにいる君は本当に奇麗だ。改めてプロポーズさせてください」と言い、純烈がちゃっかりヒット曲「プロポーズ」を披露。LiLiCoはコスチュームの羽根を脱ぎ「普通の女の子に戻ります」。1977年に突然解散を発表した人気アイドル「キャンディーズ」の名言を放ち“昭和臭たっぷり”にリングを去った。

 20代後半の時、米プロレス団体「WWE」で女性レスラーが活躍するのをテレビで見て夢中になりプロレスに憧れた。14年にDDTプロレスでリングアナを務め、翌15年にレスラーデビュー。以来、EXTREME級王座やKO―D10人タッグ王座などベルトも奪取した。

 プロレス活動をするタレントは多いが、引退試合を開くのは異例で「歴史のある場所でパートナーと仲間たちと戦えて光栄です」と感謝。小田井は「彼女がこの生き方をなくしたことがどれだけショックなのかと一緒にリングに立って実感した」と思いやった。

 ≪山ちゃん肛門爆破≫お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太(44)が大会のオープニングセレモニーに参加した。19年のマッスルマニア両国大会以来の「肛門爆破」に挑戦。「ここに来る時、近くまで奥さんに送ってもらっているんだよ。“オープニングセレモニー、頑張ってね”って。蒼井優は肛門爆破することなんて知らないんだよ」と嫌がる中、1発どころか、音が鳴らなかったため、まさかの2発。苦悶(くもん)の表情を浮かべ“昇天”した。

 ◆DDTプロレス 1997年に設立。旗揚げ当初は「ドラマチック・ドリーム・チーム」の団体名で、04年に頭文字を取って「DDTプロレスリング」に改称。エンターテインメント色が強く「文化系プロレス」とも呼ばれている。社長は旗揚げに参加して以降、エースとして団体を盛り上げてきた高木三四郎(52)。

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