オリ戦力外の鈴木優 現役続行へ勇気ある決断 両親からのエール、結婚式にも密着

[ 2022年1月15日 10:00 ]

15日に放送される「バース・デイ」はオリックスから戦力外を受けた鈴木優投手に密着する(C)TBS
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 15日に放送されるTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)は、昨季オリックスから戦力外通告を受けた鈴木優投手(24)に密着した。

 昨シーズン、25年ぶりにリーグ優勝を果たしたオリックス。鈴木は「そこに入れなかったところの悔しさが大きい」と複雑な心境だった。東京都の都立雪谷高校出身で、一昨年に都立高から直接プロ入りした選手では史上初のプロ初勝利を飾った。昨シーズンはプロ7年目で初の開幕1軍入りを果たした。

 しかし中継ぎで11試合に登板し10失点。6月以降は1軍での登板はなく10月5日に戦力外通告を受けた。「よりまだ続けたいっていう気持ちが強くなりました」と鈴木は現役続行へ12球団合同トライアウトに向けて前を向いた。

 鈴木にはこのままで終われない理由があった。それは5年前に知人の紹介で知り合い、21年の1月に結婚した妻・美里さんの存在だった。美里さんは5カ月前に美容関係の仕事を辞めて鈴木を支えた。美里さんは「まだまだユニホーム姿は見たい。私ができることがあるならなんでもやりたい」と、鈴木の練習に同行し、携帯電話で投球フォームを撮影するなどサポートした。

 番組は鈴木の実家帰省にも密着。両親への戦力外とトライアウトを受ける報告。そこで父親からは「諦めないんであれば、ひたすらもうひと頑張りするしかない。階段を登っていくしかない」と背中を押された。

 鈴木と美里さんはまだ結婚式を挙げておらず、日取りは何とトライアウトの4日後の12月12日。「次の球団が決まった上で結婚式をしたい」と気合いが入る鈴木。だが、トライアウトまで残り10日となったところで驚きの決断をする。

 「トライアウトは受けない。必要とされる球団があるならば受けなくても見てくれてる人は見てくれてる」と、ここ2年間の良い投球を評価してくれている球団を信じてオファーを待つと決めた。果たして鈴木を獲得する球団はあるのか。また12月12日に行われた結婚式にも番組は密着している。

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