「鎌倉殿の13人」“八重”新垣結衣の役衣装姿が初公開「悲運の美女」父・伊東祐親と源頼朝との板挟み

[ 2021年12月7日 13:46 ]

来年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で主人公・北条義時(小栗旬)の初恋の人にして、源頼朝(大泉洋)の最初の妻・八重役を演じる新垣結衣(C)NHK
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 来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(1月9日スタート、日曜後8・00)に出演する女優・新垣結衣(33)の役衣装姿が7日、番組公式ツイッターで初公開された。大河初出演となる新垣は、主人公・北条義時(小栗旬)の初恋の人にして、源頼朝(大泉洋)の最初の妻・八重(やえ)役を演じる。

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏(60)が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本、小栗は大河初主演に挑む。

 諸説あるが、八重の生涯は伊豆一の美女と評される一方、悲しい運命をたどる人物としても知られる。番組公式ツイッターは「義時の初恋の人にして、源頼朝の最初の妻。平家を恐れる父・伊東祐親と愛する頼朝との間で板挟みとなり、苦悩する悲運の美女」と紹介した。

 新垣は今年4月の出演発表時、「つらい宿命を抱えながらも心に宿した愛を生涯失うことがなかった、ある意味では秘めた強さを持った女性なのではないかと想像します。諸説ある中、断片的ではありますが、八重の人生を知った時、かすかに胸が震えるような気がしました。今作での八重がどのように色付けされるのか楽しみにしています」と役柄への印象と明かした。

 三谷氏脚本の作品へも初参加となり「エンターテインメントそのものという印象があります。シリアスな中にも笑いが、笑いの中に哀愁や鼓舞激励が織り込まれ、さまざまな顔を見せてくれる登場人物たちがとてもチャーミングだと思いながら拝見しています。今作も出演者として、いち視聴者として毎話、楽しみにしたいと思います」と期待感。

 初挑戦となる大河ドラマについては「時代背景から、登場人物たちの人生は常に悲哀と隣り合わせだけれど、その分、皆、濃く、必死に生きていて、その姿が力強く美しい。そして、その役に時間をかけて向き合う演者の方も、役と共に心身を削り、きっと大変なんだろうなぁと。より一層体調に気をつけていきたいです。そして大河ドラマの現場ならではの新たな経験や発見に出会えることに感謝していきたいです」とクランクインを心待ちにしていた。

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2021年12月7日のニュース