藤井王位 デビュー以来最長の2時間1分大長考

[ 2021年8月25日 05:30 ]

王位戦第5局の1日目に臨んだ藤井聡太王位(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太王位(19)=棋聖と2冠=が豊島将之竜王(31)=叡王と2冠=の挑戦を受ける王位戦7番勝負第5局は24日、徳島市の料亭「渭水苑」で1日目が始まり、藤井の先手で相掛かりになった。3勝1敗で防衛へ王手をかける藤井は、41手目にデビュー以来最長となる2時間1分の大長考。6月、名人戦B級1組順位戦での1時間52分を超えた。

 「長い持ち時間になるので一手一手しっかり考えたい」。叡王戦第4局での敗戦から一夜明け、名古屋から徳島入りした藤井は、前日会見で意気込みをそう語っていた。

 1日制で持ち時間4時間の叡王戦に対し、今回は2日制8時間。防衛へ先に王手をかけた優位さもあった。1年前の王位戦第1局でも当時の自己最長1時間36分考えた藤井が2年連続、棋理と向き合っていた。

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