倉持医師「接触者はPCR陰性でも隔離続けて!」 デルタ株の脅威的な感染力訴える

[ 2021年8月14日 20:12 ]

 新型コロナウイルス感染患者の対応にあたりながら、多くのテレビ番組にリモート出演を続け、現場の悲痛な声を訴え続けている「インターパーク倉持呼吸器内科」(栃木県宇都宮市)の倉持仁院長が14日、自身のツイッターを更新。デルタ株の感染力の強さを訴えた。

 倉持医師は「デルタ株感染力が強い。接触者でPCRを受け陰性でも、家族との隔離は続けて」と訴える。その理由について、「2-3回時間を空け検査しなければ、接触感染発症して、この数日前からウイルス出して他人にうつす。どうか1回の検査だけではウイルスが検出されるレベルまで増加していない事があるのでとにかく隔離を!」と説明。接触者の場合、1回目のPCR検査で陰性だとしても安心することなく、隔離を続けるように訴えた。

 国立感染症研究所によると、デルタ株は従来株との比較で感染力が約2倍。感染者1人から移る人数を示す「再生産数」は5~9・5で、季節性インフルエンザより高く、水ぼうそう(8・5)に匹敵する。

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2021年8月14日のニュース