ジェリー藤尾さん、「中央線の鬼」と呼ばれた高校時代「新宿に行っては勝ちまくった」

[ 2021年8月14日 18:20 ]

ジェリー藤尾さん
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 「遠くへ行きたい」などのヒット曲で知られる歌手で俳優のジェリー藤尾(ふじお、本名藤尾薫紀=ふじお・しげき)さんが14日午前4時52分、慢性閉塞性肺疾患(COPD)のため神奈川県横浜市内の家族宅で死去した。81歳。中国上海市出身。所属事務所などによると、葬儀は近親者のみで執り行う。

 ジェリーさんは腕っ節の強さで高校時代から有名だった。当時はバンドボーイとして米軍キャンプなどを回りながら、東京都新宿区のジャズ喫茶に出入りしていた頃。「新宿の不良で知らないヤツはいないと言われた」(芸能関係者)ほどで、付いた異名は「中央線の鬼」だった。

 卒業後には愚連隊の用心棒を務めていた時期もある。自身も生前は、「新宿に行っては勝ちまくった」と豪語していた。

 芸能界デビュー後の1962年2月、21歳だったジェリーさんが麻布のクラブで飲食中、ナイフを持ったヤクザに襲われた際に素手で返り討ちしたエピソードは有名。ジェリーさんも目の上などに全治2週間の傷を負い「ジェリー藤尾、切られる」とニュースとなり、額に包帯を巻いて五反田の自宅で寝込む姿が報じられた。

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2021年8月14日のニュース