DaiGo前夜の謝罪を“撤回”し再謝罪「自分の母を傷つけてしまったぐらいの感覚」涙ぐむような一幕も

[ 2021年8月14日 18:45 ]

メンタリストのDaiGo
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 路上生活者(ホームレス)や生活保護受給者を差別するような発言をして批判が殺到したメンタリストのDaiGo(34)が14日、自身のYouTubeチャンネルで生配信。「昨日の謝罪を撤回致します」のタイトルで謝罪し直した。前日13日夜の生配信は「僕が勝手に反省しているだけに過ぎず、謝罪になっていませんでした」とし「もし自分の母親が生活保護を受けていたら、自分の母を傷つけてしまった、それぐらいの感覚で考え直しました」。前夜から一転、黒のスーツ姿で約15分間、何度も頭を下げた。最後は亡き母のことを思い、涙ぐむような一幕もあった。

 前夜から生活保護受給者の話を聞いたり、ブログを読むなどし「もし自分の母親が生活保護を受けていたら」と考え直したというDaiGo。自身の母はがん闘病しながら4兄弟を育てたが「自分の大事な人の生きる価値を否定される状況になったら、当然(今回のような)そういう反応をするだろうな、と。本当にひどいことをしてしまった、と。大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 自分の責任ではなく、生活保護を受給することになったシングルマザーのブログを読み「子どもたちも、そういう目で見られる、と。自分の母を傷つけてしまった、それぐらいの感覚で考え直しました。昨日の動画は僕が勝手に反省しているだけに過ぎず、謝罪になっていませんでした。ただでさえ苦しんでいる人たちに、さらに苦しみを与えてしまう行為だったと思います。何かから抜け出すために努力をしている人は評価されるべき普段から言っているにもかかわらず、そういった可能性すら否定する自分の発言は差別的でヘイトスピーチ。人として、あってはならない。ひたすら後悔の念しかありません」などと反省。

 「当事者の方や、その家族以外の多くの方の人生を否定してしまったことも反省しています。自分のプライベートな時間も割いてでも支援に関わっている支援団体の方、人生を懸けている方がたくさんいらっしゃって。そういう方々の人生も否定してしまいました」などと何度も頭を下げた。

 「当事者の方を含め、家族の方、その周りの方、多くの方の人生や人格を否定するような発言をしてしまいました。かつて僕もいじめられていたんですが、かつて自分をいじめていた人が投げたものと全く同じ言葉を言ってしまったと、あらためて感じました。自分の影響力を考えると、かつて自分をいじめた人間よりも、はるかに多くの人を傷つけてしまいました。深く反省しています。申し訳ありませんでした。自分の家族と重ねた時、本当に取り返しのつかないことをしてしまいました」

 今後については「同じような考えを持つ人を1人でも減らせるように、もちろん僕自身も反省しながら、活動を改めていきたいと思っています」とした。

 最後は「もし母が生きていたら、僕が今こういう状況になっていることをどう思うんだろうと考えると」と涙ぐむような一幕もあった。

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2021年8月14日のニュース