伊東四朗 モットーは「手を抜くなよ。手を抜いたら損するよ」芸能生活63年の学び

[ 2021年7月12日 19:47 ]

「手を抜くなよ。手を抜いたら損するよ」とメッセージを送る伊東四朗(左)と生島ヒロシ
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 俳優の伊東四朗(84)が12日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜前5・00)にゲスト出演した。

 MCの生島ヒロシ(70)から「今は健康ですか?」と聞かれ、伊東は「健康がないと何もできないですからね。衰えてくるのと健康を考えているのとで、どっちが勝つかというと衰える力の方が結構、強いですよ」と返答。さらに「何歳くらいから衰えを感じましたか?」に対しては「80歳過ぎてからです」と語った。

 「70歳台は青春です。55歳からテニスを始め、75歳までやりました。もっとやりたかったんですが、ヒザをやっちゃったもんだから…。こればっかりは…。テニスはヒザをやってしまったら、おしまいです」と残念がった。

 伊東のキャリアで転機が訪れたのは、映画界の巨匠・市川崑監督(享年92)にほめられたからだった。昭和43年の元旦の新聞に、「若くて名前は知らないが、セリフと動きのタイミングがステキだ!」と新聞に書いてもらった。「力になりましたね。コレは!周りの見る目が変わりましたねぇ。だって世界の市川崑監督ですからね。それからは、けっこうな所に居座るようになりましたよ」と振り返った。

 「誰が見ているか、聞いているか分からないということをずーっと大事にしています。後輩には“手を抜くなよ。手を抜いたら損するよ”ということを良く言いましたね。63年やってきて」と独自の哲学を語った。

 そのほか昭和の人気バラエティ番組「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」などでコンビを組んだコメディアンの小松政夫さん(享年78)の話などで盛り上がった。伊東は13日も出演する。

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2021年7月12日のニュース