横浜流星 人気漫画「嘘喰い」映画化で闇社会のギャンブラーに「作品の世界にどっぷりと漬かって」

[ 2021年7月2日 06:00 ]

映画「嘘喰い」の主演を務める横浜流星
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 俳優の横浜流星(24)がシリーズ累計発行部数880万部突破の人気漫画「嘘喰い」の映画化で主演を務める。「皆さんにハラハラドキドキする作品の世界にどっぷりと漬かってほしい」と語っている。公開は来年2月。

 「嘘喰い」は2006年から18年まで「ヤングジャンプ」(集英社)で連載され、単行本は49巻まで発売されている。横浜が演じるのは通称・嘘喰(うそぐ)いと呼ばれる正体不明のギャンブラー斑目貘(まだらめ・ばく)。「一人一人の個性が強く、人間くさく、カッコ良くて魅力的。何よりハイレベルすぎる頭脳戦、駆け引きにハラハラドキドキした」とすっかり原作に魅了された。ギャンブラー役は初めてで「自分にとっても挑戦的な作品」と、既に終了した撮影を振り返った。

 プロデューサーは起用理由を「魔性の魅力にあふれカッコ良いだけでなく、誰よりも優しい男を演じられるのは彼しか考えられませんでした」と語る。その思いを受けた横浜は、役作りも綿密に行った。「原作を読んで銀髪がトレードマークな役どころだったのと、大切な原作をリスペクトしつつさらにパワーアップした作品を作るため」と髪を初めて銀髪に染め撮影に挑んだ。

 監督は「リング」などで知られるジャパニーズホラーの旗手・中田秀夫氏。「スマホを落としただけなのに」など緊迫した心理描写も得意としている。2人はクランクイン前から何度も話し合いを重ね、中田氏は「私が思い描いていた、主人公貘の内面、特に彼独特の“死生観”をしっかりと捉えてくださった」と絶賛。今を時めく若手俳優と日本の名匠がつくり上げるスリリングな世界観が堪能できそうだ。

 ▽嘘喰い 日本の闇社会を牛耳る組織、会員制の倶楽部賭郎(かけろう)が舞台。正体不明の天才ギャンブラーが、あらゆるギャンブルや殺しが行われる場に乗り込む。巨額の金が動き、時には命を賭けるその場で、仕掛けられたイカサマや嘘を見破りながら頂点を目指し数々のゲームに挑んでいく。

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