棋聖戦初防衛王手の藤井「あしたも今までどおり臨めそう」 勝てば18歳11カ月でタイトル防衛最年少記録

[ 2021年7月2日 18:20 ]

棋聖戦第3局を前に盤駒を確認する藤井棋聖(左)と渡辺王将(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太棋聖(18)=王位との2冠=の2勝、渡辺明王将(37)=名人・棋王との3冠=の0勝で迎える将棋の第92期棋聖戦5番勝負第3局は3日、静岡県沼津市の沼津御用邸東附属邸第1学問所で行われる。前日の2日は同所で検分が行われ、両対局者が盤駒などを確認した。

 開幕連勝で初防衛に王手を懸けている藤井は「体調の方もいいですし、あしたも今までどおり臨めそうです」と落ち着いた口調で話した。勝てば18歳11カ月でタイトル防衛最年少記録となるが「防衛を意識せず、盤上に集中して指せればと思っています」と、いつもながら穏やかだ。

 対する渡辺はカド番に立たされたが「ここで1つ(勝利を)返したい。第2局から間隔があり、準備という面では空いている。あしたは頑張っていきたいというところですね」と話した。

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2021年7月2日のニュース