本田翼 CM女王に オタク気質の超インドア派「安心して起用できる」

[ 2021年7月2日 05:30 ]

2021上半期のCM起用社数ランキングで初の首位に輝いた本田翼
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 女優の本田翼(29)が、1日に発表された2021上半期のCM起用社数ランキング(ニホンモニター調べ)で初の首位に輝いた。アサヒビール、東日本旅客鉄道、シック・ジャパンなど15社のCMに出演。ランキングはこれまで男女で部門分けされていたが、今年から統一。初代総合1位となった。

 本田は昨年の年間ランキング(1~11月集計)の時点で起用社数は10社。19年は8社で、2年前から倍増。ファッション系の「ZOZO」、大好きなゲーム関連の「カプコン」「テックウインド」など幅広い業種のCMに出演している。

 「ばっさー」の愛称で親しまれている本田。CM女王となったその背景にあるのは「コロナ禍の巣ごもり」だ。本田はオタク気質の超インドア派。広告代理店関係者は「コロナ禍で飲み歩いて炎上するような心配がない。クライアントは安心して起用できる」と話した。

 性別を問わず好感度が高いことも要因の一つ。キャスティング関係者は「ルックスが男性に好かれ、女性には飾らない性格で好かれている」と説明。オタク層からも厚い支持を得ている。大のゲーム好きで、プレー実況などを投稿している公式YouTubeチャンネル「ほんだのばいく」は登録者数200万人超えと大人気。支持層の広さが、CM契約社数につながっているとみられ、代理店関係者によると新しい契約も進行中で、20社に迫る勢いという。

 関係者によると、本田のYouTubeチャンネルの登録者は、18~34歳と若者層が全体の50%を占めている。テレビ局関係者は「CM出稿企業は現在、購買力のある20~40代のファミリー層を重視している。YouTubeの利用者全体が若いことを差し引いても、ファン層が企業の求める層と合致する」と解説した。

 《男性トップは大泉洋&松岡修造》2位は女優の芦田愛菜(17)。高校生らしく「小学館」の図鑑や、英会話スクールや学習塾を運営する「ECC」など12社に出演している。3位タイは男性1位となる大泉洋(48)、松岡修造(53)のほか、今田美桜(24)、橋本環奈(22)の4人が並んだ。躍進したのはモデルでタレントの生見愛瑠(19)。昨年上半期の時点では起用社ゼロだったが、現在は9社。昨年からのブレークぶりが如実に表れた。

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2021年7月2日のニュース