「ドラゴン桜」東大専科9人 感謝と涙の撮了!高橋海人「一生の、二生の、三生の財産」4カ月の経験を糧に

[ 2021年6月26日 14:00 ]

日曜劇場「ドラゴン桜」の撮影を終えた(前列左から)志田彩良、平手友梨奈、南沙良、加藤清史郎、大幡しえり(後列左から)鈴鹿央士、細田佳央太、高橋海人、西山潤、西垣匠(C)TBS
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 27日に最終回(第10話)を迎えるTBS日曜劇場「ドラゴン桜」(日曜後9・00)で東大合格を目指す生徒役を熱演してきた「King&Prince」の高橋海人(22)ら9人がこのほど、揃ってクランクアップを迎えた。約4カ月にわたる撮影を完走。主演の阿部寛(57)から直接花束を受け取ると、加藤清史郎(19)らは感極まって涙も。高橋は「この役と向き合えたことは、僕にとって一生の、二生の、三生の財産になりました。この4カ月間の思い出を大切に、これからも頑張っていこうと思います。ありがとうございました!」と感謝した。

 阿部が主演を務め、2005年7月期に金曜ドラマ枠でヒットした学園ドラマの16年ぶり新シリーズ。前作は、経営難の三流私立校・龍山高校を舞台に、元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部)が落ちこぼれの生徒を東大合格へ導いた。今回の原作は、18年から週刊漫画誌「モーニング」(講談社)に連載されていた三田紀房氏の「ドラゴン桜2」。前作の原作「ドラゴン桜」(03~07年連載)の15年後を描くが、今作は現代の日曜劇場にふさわしいエッセンスを盛り込んだドラマオリジナルの物語が展開されている。

 阿部が伝説の弁護士・桜木役に再び挑戦。女優の長澤まさみ(34)が桜木の教え子・水野直美役を続投。水野は一浪して東大に合格し、弁護士資格を取得した。続編はドラマオリジナルの舞台・龍海学園の教頭・高原浩之(及川光博)が学園再建のため、桜木と水野を招き、幕を開けた。

 東大専科の生徒役のオーディションには1000人超が応募。高橋や加藤、南沙良(19)平手友梨奈(20)鈴鹿央士(21)志田彩良(21)細田佳央太(19)と次世代を担う7人が選ばれ、それぞれが東大合格を目指すキャラクターの葛藤や奮闘を体現。視聴者の感動を誘ってきた。

 初回(4月26日)で桜木を陥れようとしたものの改心し、桜木の“舎弟”として活躍、第8話(6月13日)練習生として東大専科に加わったヤンキー2人組・小橋辰徳役の西山潤(22)、岩井由伸役の西垣匠(22)、高橋の姉・玲役を演じた大幡しえり(22)も7人と一緒にクランクアップを迎えた。

 両親が遺した学園近くのラーメン店「瀬戸屋」の息子・瀬戸輝役を演じた高橋は「約4カ月間、本当にありがとうございました。この『ドラゴン桜』に出演できると聞いた時は本当にうれしくて、人生をかけて頑張ろうという意気込みで臨みました」と述懐。

 「東大専科のみんなは、すごく勢いのある俳優さんばかりで僕は拙い演技だったかもしれませんが、そんな中でも監督やプロデューサーさん、そして桜木先生にいろんなアドバイスを頂きながら瀬戸輝という役と向き合えたことは僕にとって一生の、二生の、三生の財産になりました。この4カ月間の思い出を大切に、これからも頑張っていこうと思います。ありがとうございました!」と今作の経験を糧にすると誓った。

 学年トップの成績ゆえ他人を下に見る癖がある嫌みな秀才・藤井遼役を演じた鈴鹿は「当初、キャラ的にみんなから嫌われる役柄だったので、現場でも嫌われているなって感じることがちょいちょいありました」と笑いを誘い、丸刈りと増量により難役・原健太役に挑んだ細田は「健太の特性上、いろんな人にご負担をおかけしたこともあったかと思うのですが、最後まで皆さんに支えていただいたおかげで健太という役を生きることができたと思います」と充実感。

 全国トップのバドミントン選手・岩崎楓役を演じた平手は「まずはたくさんご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と恐縮。何かに打ち込んだ経験がないイマドキ女子・早瀬菜緒役を演じた南は「今は終わってしまうのが寂しいなと感じています」とロス状態。文系トップの成績ながら家族の問題を抱えて就職を希望していた小杉麻里役を演じた志田は「専科のみんなに出会えたことが本当に幸せだなと思います」と感謝した。

 優秀な弟に劣等感を持つ天野晃一郎役を演じ、クランクアップ時に最も泣いていたという加藤は撮影がない時にも今作の現場の夢を見たと明かし「撮休の時くらい、現場を離れさせてくれよと思いながらも、そのくらいこの現場の皆さんだったりとか現場の雰囲気が大好きでした」と貴重な4カ月を振り返った。

 最終回は15分拡大。東大専科7人の合否が明らかになる。

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2021年6月26日のニュース