坂上忍 東京五輪での“分科会外し”の動きを疑問視「びっくりした」

[ 2021年6月4日 13:16 ]

坂上忍
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 俳優の坂上忍(54)が4日、MCを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に出演。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が東京五輪・パラリンピックの開催に関して、連日厳しい意見を述べていることに言及した。

 衆院厚労委などで、大会開催時の感染抑制策や規模の縮小などを巡り政府の丁寧な説明を求めており、3日も「パンデミックの中での開催は普通ではない」「開催するのなら、政府もIOCもかなり厳しい責任を果たさないと、一般の市民もついてこない」などと述べた。大会の開催可否を巡っては「判断する立場になく、権限もない」というのが分科会のスタンス。尾身氏も5月28日に「総理の方からあなたたちの意見を聞かせてくれという正式な要請はございません」と述べている。

 この件について、坂上は「これまで政府と二人三脚でやってきて、菅さんの会見でも横に尾身さんがいらっしゃって、政府からフォローをお願いしていた関係性によると、オリパラにおいては急に分科会は外された。僕もびっくりした。尾身会長はいろいろな思いの中の発言だと思う」とコメント。「ここにきての仲間外れじゃないですけど、あなたたちは今回に関してはいいですからって…」と“分科会外し”の流れを疑問視した。

 番組でも、尾身氏にインタビューしたことがあり、「とても聞く耳を持っている方でメディアの発信の重要性もすごく理解されてましたよね」と印象を語り、「尾身会長の発言に対し、政府が、東京都が、組織員会がそれでもやれる理由を言ってくださればいいだけ」とした。

 土田晃之(48)は「1年半ずっとやってきてってことですものね。それでオリンピックという大きなイベントの本番寸前に関しては反対意見を言う人は外そうかみたいに、国民も見えて来ちゃってる」とした上で「(尾身氏は)内容も難しいことは言ってない。国民が思っている疑問、これでもやるっていうだったら説明を政治家の人たちにしてほしい」と見解。アンガールズの田中卓志(45)も「それに対して、無視を決め込む感じが出ちゃってるからより尾身さんも本当はやりたくない。すごい大変なことをやりたくないんだから、正面から答えてあげることをしてあげたらやった甲斐があったなってなる」とした。

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2021年6月4日のニュース