橋下徹氏 五輪開催判断と民間営業判断は“同じ物差し”で 選手のワクチン優先接種は「必要」

[ 2021年5月10日 18:50 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が10日、フジテレビ系ニュース番組「LiveNewsイット!」(月~金曜後3・45)にリモート出演し、東京五輪の開催判断についての提言を行った。

 五輪の中止を求めるの声は国内でも高まっている。その点については「僕はできたらやってほしい。それは感染対策をキチッとやって、こういう形で安全というものであれば、やってほしい」と立場を表明。「五輪も感染対策でいけるというのであれば、民間もそういう風にしてほしい。感染対策ができたところは営業を認める、できていないところは認めない」と感染対策を物差しとした上で、五輪開催も民間も判断すべきとした。「政府が民間の方には、感染対策があろうとなかろうと営業停止だと言っている。だったら、オリンピックの方も中止じゃないですか。ここの整合性がとれていない」と指摘した。

 東京五輪に出場する選手に、新型コロナウイルスワクチンを無償で提供されることについては「ワクチンについては、優先接種がしかるべきだと思います。政治側の認識としては、選手個人の命ということではなくて、安全な大会を開くという目的からすると、優先接種が必要なんだということを政治が引き取って言ってあげないと」とした。東京五輪代表に内定した競泳の池江璃花子(20=ルネサンス)のSNSに直接五輪出場辞退を求める声が届くなど、五輪代表選手にも負担がかかっていることには「選手は関係ない。選手はオリンピックのためにやっているわけですから。マイナスになるようなところは政治が引き受けて代弁することをしっかりやらないから、選手が前面に出て、矢面になっている状況でかわいそう」と現状を分析した。

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2021年5月10日のニュース