高岡早紀 主演ドラマ「リカ」第2弾で異例の母親役 「家族が1番大切」

[ 2021年3月20日 08:00 ]

ドラマ「リカ~リバース~」で雨宮麗美を演じる高岡早紀(C)東海テレビ
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 【牧 元一の孤人焦点】フジテレビ系のドラマ「リカ~リバース~」(20日スタート、土曜後11・40、東海テレビ制作)に主演する女優の高岡早紀(48)がインタビューに応じた。

 ドラマは2019年に放送された「リカ」の第2弾。作家・五十嵐貴久氏のサイコスリラー小説が原作で、前作は高岡が演じたリカの「純愛モンスター」ぶりが「怖すぎて笑える」などと話題を呼んだ。

 高岡は「前作は第1話で『雨宮リカ、28歳です』と自己紹介するシーンが印象深いです。役者だけではなく、スタッフも含めた周りの人たちの反応をよく覚えています。私が『28歳です』をどう言うのだろうという期待があったのでしょう」と笑う。

 愛する人を得るためなら殺人も辞さないほどのリカの狂気。現実からかけ離れた役柄は女優としての力量を問われた。

 「ちょっとした勝負でした。この年齢で『28歳です』と言う役、あそこまで強烈な役をやるのは、大成功するか、大失敗するか、どちらかじゃないですか。やらないという選択肢はなかったけれど、やることによって自分はどうなるのかと、ちょっと考えました」

 結果は吉と出た。ドラマは好評を博し、視聴者には「高岡早紀=雨宮リカ」というイメージが浸透した。

 「今は、みんなから怖い人だと思われています。でも、役によって自分のイメージが作られるのは、それはそれでありがたいこと。衝撃をみなさんに与えられ、自分自身にも与えられて今後の人生を楽しめる要素が増えました」

 そして、届いた第2弾出演依頼。リカの少女時代を描く物語で、演じる役はリカの母親・雨宮麗美だった。日本のドラマ史上、主人公を演じた役者が時を経ず、その母親役に転じるのは極めて異例だ。

 「面白いと思いました。ただ続編をやるなら普通だけれど、自分が演じた役の母親役をやるなんて、めったにない話。『凄く面白いことをオファーしていただいて、ありがとうございます』という感じでした。母親はリカの人格を作った張本人だから、その役をやることによって、リカに深みを持たせられると思いました」

 麗美は双子の娘を持つ専業主婦。モデルのように美しく、優しく完璧な妻・母として近所から羨望(せんぼう)のまなざしを向けられているという設定だ。

 「自分の家族の幸せを強く望んでいる人。実は、悲しみがあり、かっとうを抱えている。エキセントリックだけれど、リカのような狂気はないので、前作より、心の機微を表現することに気を配りました。自分で言うのもなんですけど、完成した第1話を見たら、リカとは全く違う人がそこにいたので、安心しました。前作より緻密な人間ドラマが繰り広げられ、先の見えないスリリングさが増し、怖さも増していると思います」

 第1話は、完璧さを求める余り嘆き悲しむ麗美の姿が印象的。前作とは全く異なる役柄へのアプローチに、芝居に対する高岡の真摯(しんし)さがうかがえる。

 「ウソだと言われるかもしれないけれど、女優をやっている時はとても真剣です。この仕事が好きなんだと思います。ある時から、女優になりたいと思って、女優を続けて来て、私から女優を取ったら何が残るのかというくらい、女優以外のことに関して私は何でもない」

 芝居への強い思い。その源は何なのか。

 「家族です。1人だったら、こんなに一生懸命やらないと思います。家族が1番大切」

 そこは家族の幸せを強く望む麗美に通じるところ。前作以上のはまり役になりそうだ。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴30年以上。現在は主にテレビやラジオを担当。

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