「麒麟がくる」金子ノブアキ 雨中の好演「瞳に誇り高さ ある種のすがすがしさ」信長、佐久間信盛を追放 

[ 2021年2月1日 08:30 ]

大河ドラマ「麒麟がくる」で佐久間信盛を好演した金子ノブアキ(C)NHK
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 俳優の長谷川博己(43)が主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)は1月31日、第43話「闇に光る樹(き)」が放送され、俳優の金子ノブアキ(39)が好演した武将・佐久間信盛が織田家を追われた。

 <※以下、ネタバレ有>

 大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(75)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生を描く。

 金子が演じた佐久間信盛は織田家宿老。信秀、信長に仕え、近江六角氏の征討などに従軍し、軍功を挙げた。しかし、織田信長(染谷将太)は「そなたに任せた本願寺はどうなっておる。顕如めは大坂をいつ明け渡す。夜ごとの連歌、茶会にうつつを抜かしておっては(丹波を平定した)明智十兵衛の足元にも及ばぬぞ。恥を知れ、恥を」と激怒。天正8年(1580年)、佐久間は高野山に追放された。

 金子は台詞のない短いシーンながらも、雨中の佐久間を熱演。番組公式ツイッターを通じ「佐久間は死ななかった。主君から追放されても彼は生きる道を選んだ。監督からは『信長にどんなにひどく叱責されても恐れを出さないでほしい、気概を忘れないでほしい、彼はやることはしっかりやっている男だから』と言われました。佐久間は愚直なほどに真っすぐな男で、信長への忠誠心は誰にも負けなかったはずです。雨の中、振り返った佐久間の瞳には、出家しても武士としての誇り高さが宿っていた、そう感じてもらえるとうれしいです。実際、あのシーンを演じていて、悔しさや情けなさより、ある種のすがすがしさを感じました」と心境を明かした。

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2021年2月1日のニュース