豊島竜王、竜王戦就位式でファンに感謝「声援が大きな力に」　羽生九段、藤井2冠も出席

竜王戦就位式で豊島竜王（右奥）の謝辞に拍手を送る羽生九段（撮影・我満　晴朗）
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　将棋の第33期竜王戦就位式が25日、東京都内で行われ、防衛を果たした豊島将之竜王（30）に竜王推挙状、竜王杯、賞金4400万円が贈られた。

　謝辞で豊島は「ファンの皆様の声援が大きな力となり、実力以上のものが出せた。またあした以降、来期の防衛戦に向けて1日1日精進していきたい」と話した。

　昨年10月開幕の7番勝負で対戦し、1勝4敗で敗れた挑戦者の羽生善治九段（50）もランキング戦1組優勝者として出席。福島での第4局が自らの入院で延期となったアクシデントに触れ「私自身の不手際で延期となり、大変申し訳ない。また頑張っていきたいのでよろしくお願いします」とあいさつした。3組を制した藤井聡太2冠（18）も出席し、「（竜王戦は）なかなか上に行けないので、来期はさらに上を目指したい。このような（コロナ禍の）状況ですが、ファンの皆様に楽しんでいただけるような将棋を指したい」とスピーチした。