本木雅弘主演で「流行感冒」ドラマ化 スペイン風邪テーマ コロナ禍の「今を生きる私たちへの希望と指針」

[ 2021年1月15日 15:15 ]

NHKの特集ドラマ「流行感冒」の主演を務める本木雅弘
Photo By 提供写真

 NHKは15日、100年前のスペイン風邪の流行をテーマにした“小説の神様”志賀直哉の短編小説「流行感冒」を俳優の本木雅弘(55)主演でドラマ化すると発表した。BS4Kで3月27日放送予定(BSプレミアムは4月以降放送予定)。コロナ禍の今、NHKは「志賀直哉が描いた小説世界をドラマ化し、100年前と今を重ね合わせて描くことで、今を生きる私たちへの“希望”と“指針”を与えるドラマとしたいと考えています」としている。大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)の斎藤道三役が大反響を呼んだ本木の演技も再び期待される。

 今から100年前、「スペイン風邪(=スペインインフルエンザ)」が全世界を未知なる恐怖に陥れ、日本でも1918年(大7)から3年間で関東大震災の実に4倍に当たる約40万人の死者が出たという。ウイルス禍に怯え生きる当時の自身の経験や心情を短編「流行感冒」に記した志賀直哉は、感冒流行の中、理性を失い、むやみに人間不信に陥った主人公が人への信頼を取り戻し、日常に帰るまでの“心理的な綾”を、軽妙かつ鋭い観察眼で見つめた。

 <あらすじ>小説家の私(本木雅弘)は、妻の春子(安藤サクラ)と4歳の娘・左枝子、2人の女中とともに暮らしており、娘の健康に対して臆病なほど神経質である。娘には夏でも風邪を引かぬように厚着をさせる。外で人が娘に対して物を食べさせようとすると、腹痛を起こすかもしれぬから絶対拒否等々。左枝子の前の子を流行り病で亡くしており、当然の帰結・徹底だと思っている。時は、1918年(大7)秋。流行感冒(スペイン風邪)が流行り、感染者が増える中、女中の石(古川琴音)が、よりにもよって村人が大挙集まる旅役者の芝居興行を見に行ったのではないか、という疑念が沸き上がった。石は普段から少し愚鈍に見え、軽率な行為も多い女中であった。彼女ならやりそうなことだと問いただしたが、石は行ってないと言う。が、私はそんな疑念を日頃から起こさせる彼女をこの機会に辞めさせようと思った。大騒動となったが、妻の春子はそんな理由で辞めさせては世間体が悪いと言い、私に冷ややかな眼差しを向けた。私は暴君になった心持ちがし、石を辞めさせることを思いとどまるのだが…。

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