岡田晴恵教授 今回は「3倍頑張る必要が」 コロナ予防3原則を強調「早く、強く、短く」

[ 2021年1月8日 16:53 ]

岡田晴恵氏
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 白鴎大教育学部の岡田晴恵教授(57)が8日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に出演し、感染症予防対策の「3原則」を訴えた。

 新型コロナウイルスの爆発的な拡大が続く中、この日から1都3県で緊急事態宣言が発出された。岡田教授は「政府から対策が出てきたと思いますけど、まだ中途半端で緩い」と指摘。昨年春に出された1回目の緊急事態宣言と比較し、「今は患者数が多くて、市中でも感染者が多くて、秋とか冬に向かうわけです。1回目の緊急事態宣言と同じことをやっても、減ってはこない。3倍頑張るというか、もっと気を引き締める必要がある」と話した。

 7日に発表された新型コロナの新規陽性者数では、20都府県で過去最多を記録した。大都市からの感染者の“染み出し”、“飛び火”が疑われる地域も出始めた。岡田教授は「感染症学的には、ウイルスは人が運ぶわけです。東京で増えたら、首都圏に広がる。首都圏からまた染み出てくる。栃木とか群馬もかなり数が増えてきている。数として顕在化してくるということは赤信号」と警鐘を鳴らした。その上で「緊急事態宣言もあるけど、感染予防対策というのは『早くやって、強く対応して、短く切り上げる』のが3原則。全国に広がっているので、染み出しと飛び火のところに対策を打っていくことが必要」と訴えた。

 識者として数多くの番組に出演する岡田教授に、MCの井上貴博アナウンサー(36)は「岡田さん、お疲れは出ていませんか?体の健康に気を付けていきましょう」と激励。岡田教授は「井上さん、ありがとうございます」と感謝を口にした。

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