TBS オーディション番組でドラマ主演女優育てる!「半沢」「逃げ恥」制作陣が審査&育成

[ 2020年12月10日 05:00 ]

新人女優の発掘・育成プロジェクト「私が女優になる日」のロゴ。
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 TBSが10代の新人女優を発掘するスター育成プロジェクト「私が女優になる日」を仕掛ける。堺雅人(47)らが所属する芸能事務所「田辺エージェンシー」、音楽プロデューサーの秋元康氏(62)と手を組み、ドラマで活躍できる女優をオーディションで選び、育成する。サバイバルの先には、ドラマ主演の座を用意。令和のヒロインを懸けた争いとなる。また、選考の模様はテレビ番組として放送される。

 ドラマが好調なTBS、同局の「半沢直樹」に主演した堺を擁する田辺エージェンシー、AKB48や乃木坂46などで数々の新人を発掘してきた秋元氏の強力タッグ。きっかけは秋元氏の言葉だった。「ドラマや映画の企画を考える時に、出会ったことがないタイプの無名の俳優を大抜てきしたい気持ちになる」。TBSの佐々木卓社長と田辺エージェンシーの田邊昭知社長に話したところ、「オーディションをやろう」という思いで一致した。

 募集するのは10~19歳の女性。エントリー期間は今月17日から来年1月10日まで。書類・動画選考、リモート面接、対面審査を経て、3月下旬に30人前後のファイナリストを選ぶ。4~6月に最終審査を行い、合格者として10~20人のメンバーを選出し育成する。秋元氏が総合プロデューサーを務め、TBSのドラマ制作陣が審査や育成を行っていく。

 合格者はその後、“主演デビュー”を目指す。時期は未定だが、メンバーがメインキャストを務めるドラマを放送。演技のレッスンなどを通して適性を判断し、主演するメンバーを決定する。

 最終審査の模様は、同時期に番組として放送される。ファイナリストにカメラが密着。夢を追う戦いの中でどんな素顔を見せるのか。ライバルへの“倍返し”や、仲間として励まし合う“恩返し”など、ドラマチックな場面が生まれそうだ。

 田邊社長は「世の中には、才能がありながらまだ誰にも気付かれていない人、自分自身もその才能に気付いていない人がたくさんいるのではないかと思います。そんな原石に出会ってみたい。心から楽しみにしています」と期待を寄せた。

 ≪オーディションでデビュー 最近はNiziU≫選考過程が番組となったオーディションでは今月2日に正式デビューした女性9人組「NiziU」を生み出した「Nizi Project」がヒットした。日本のソニーミュージックと韓国の芸能事務所「JYPエンターテインメント」によるプロジェクトで今年1月から6月まで動画配信サービス「Hulu」で選考の模様が放送された。また、90年代にはテレビ東京がオーディションバラエティー「ASAYAN」を放送。「モーニング娘。」、鈴木亜美(38)、「CHEMISTRY」らが誕生した。

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