笠井信輔アナ 闘病生活の発信続けた理由「この30年間やってきたことの贖罪」

[ 2020年11月14日 14:31 ]

笠井信輔アナウンサー
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 昨年12月に悪性リンパ腫で入院し、4月30日に退院、8月に本格復帰した元フジテレビでフリーの笠井信輔アナウンサー(57)が14日、TBS系「サワコの朝」(土曜前7・30)に出演。闘病生活をSNSで発信し続けたことについて語った。

 笠井アナは「情報番組人生を歩んできた私は有名人や著名人の方のプライバシーをお伝えしてきました。この情報は出してほしくないというところにマイクを持っていきました」と回顧。闘病生活をSNSで発信した理由を「自分があまり聞かれたくないなという事態に今度はなりました。だとしたら、自分から出していかなきゃいけないなと、それは自分の義務であり、バランスが取れないと。この30年間やってきたことの贖罪(しょくざい)というと言葉がカッコよすぎるんですけど、やらなければならない1つのことだと思いました」と明かした。

 闘病生活を発信したことへの反響については「光と影があるとしたら、光しか感じませんでした」と断言。入院中に30万人までインスタグラムのフォロワーが増え、その半分以上は本人や家族ががん治療中、またはがんサバイバーの人々であったという。

 多い時は1000件以上の励ましや「笠井さんのことをずっと見続けて励みになっています」というコメントが届いていたことも告白。「これはもう自分だけの生き死にじゃなくなってきたな。責任がある。このまま『ごめん、みんな。やっぱりダメだった』って言ったらどれだけの人を失望させて、どれだけの現在闘病中の人を暗闇にまた落としてしまうかなと思って。絶対に戻らなきゃと思いました」と当時の決意を力を込めて語った。

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2020年11月14日のニュース