大林宣彦監督の妻・恭子さん ファンに感謝の言葉「このたび、監督は、次回作のロケハンに」

[ 2020年4月15日 05:30 ]

おしどり夫婦として知られた大林宣彦監督と恭子さん
Photo By 提供写真

 肺がんのため10日に82歳で死去した大林宣彦監督の妻で、プロデューサーとして支え続けた大林恭子さん(81)が14日、報道各社にファクスでコメントを寄せた。

 62年に結婚し、82年の「転校生」からプロデューサーとして共に歩んできた恭子さんは「このたび、監督は、次回作のロケハンに出かけました」と切り出し「いつも監督の口癖は“眠るのは死んでから十分眠れるのだから眠るなんてもったいない”と本当に眠りませんでした。今頃、ロケハンの途中の天国村で、黒澤明監督や本多猪四郎監督、立川談志さん、高畑勲監督、和田誠さんにお会いして、映画談議が尽きることなく、やっぱり眠っていないのではと思います」と続けた。

 そして「まだまだあふれる才能の持ち主、彼にあと3倍の映画の時間をあげたかった」と悔しさもにじませながら「大林作品を愛してくださったすべての人に監督の“ありがとう”をお伝えしたく存じます」と感謝を述べた。

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2020年4月15日のニュース