【明暗この一手】王将の慧眼光る6二歩

[ 2020年2月10日 05:30 ]

第69期大阪王将杯王将戦 7番勝負第3局第2日 ( 2020年2月9日    栃木県大田原市・ホテル花月 )

A図
Photo By スポニチ

 封じ手明けすぐ渡辺が▲5六桂と打てば、広瀬も△5四桂と打ち返す。ノーガードで打ち合う展開となった。駒得の広瀬が、自陣角から一気にリードを広げたかに見えた局面で、渡辺が▲6二歩(A図)と軽手を放つ。広瀬の猛攻で自陣に目が行きがちな局面で、攻め合いに活路を見いだした渡辺の慧眼(けいがん)が光る。

 △同金や△同王は▲7四桂の追撃が厳しい。広瀬は△7七桂成▲5八王△3七歩と挟撃で迫る。通常はこの手が厳しく先手負けだが、▲4六歩~▲4七王が追撃をかわしつつ敵王の詰みにかかわる絶妙の王さばき。そして一瞬できた隙に素早く体を入れ替え、勝負手連発で逆転してしまった。渡辺の勝負術がさえ、再びリードを奪った。(本紙観戦記者)

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「紅白歌合戦」特集記事

2020年2月10日のニュース