アカデミー賞助演男優賞は「ワンハリ」ブラッド・ピット!ついに初の演技賞オスカー 4度目候補で悲願達成

[ 2020年2月10日 10:14 ]

ブラッド・ピット(AP)
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 映画界最大の祭典、第92回米アカデミー賞の発表・授賞式が9日(日本時間10日)、ロサンゼルス・ハリウッドのドルビー・シアターで開かれ、助演男優賞は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(監督クエンティン・タランティーノ)の米俳優ブラッド・ピット(56)が受賞した。1996年第68回「12モンキーズ」で助演男優賞、2009年第81回「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」と12年第84回「マネーボール」で主演男優賞にノミネートされたが、受賞ならず。演技部門は今回、4度目のノミネートにして、ついに初オスカーの栄冠に輝いた。14年第86回作品賞を受賞した「それでも夜は明ける」のプロデューサーとしてオスカーを手にしている。

 「レザボア・ドッグス」「パルプ・フィクション」「キル・ビル」などのクエンティン・タランティーノ監督(56)が、レオナルド・ディカプリオ(45)とブラピの初共演作を撮った話題作。1969年のハリウッドを描く。ブラピは、ピークを過ぎたテレビ俳優リック・ダルトン(ディカプリオ)の親友で、専属スタントマン兼世話係のクリフ・ブースを演じた。

 ブラピは名前を呼ばれると、ディカプリオとハグ。ステージに上がり「クエンティンは本当にユニークな監督。レオ(ディカプリオ)の後ろを歩いていて幸せ。スタントマンスタッフに拍手を贈ります」と語った。

 前哨戦の1つ、第77回ゴールデングローブ賞で作品賞(コメディ・ミュージカル部門)、助演男優、脚本賞を受賞賞。アカデミー賞は10部門(作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞、撮影賞、音響編集賞、録音賞、美術賞、衣装デザイン賞)にノミネートされた。

 日本公開は昨年8月30日。興行収入は11億円を超えるスマッシュヒットとなった。

 ブラピは87年、端役で映画デビュー。92年「リバー・ランズ・スルー・イット」を経て、95年「セブン」でスターに。「スナッチ」「オーシャンズ」シリーズ、「Mr.&Mrs.スミス」など代表作多数。

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2020年2月10日のニュース