アカデミー賞作品賞は韓国初「パラサイト」外国語映画史上初の快挙!記録ずくめ 最多4冠達成

[ 2020年2月10日 13:22 ]

第92回アカデミー賞作品賞を受賞した「パラサイト 半地下の家族」(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
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 映画界最大の祭典、第92回米アカデミー賞の発表・授賞式が9日(日本時間10日)、ロサンゼルス・ハリウッドのドルビー・シアターで開かれ、作品賞は「パラサイト 半地下の家族」(監督ポン・ジュノ)が受賞した。作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞と最多4冠を達成。1929年に第1回が行われてから92回にわたるオスカーの歴史において、韓国映画はもちろん、外国語映画(英語以外の映画)が作品賞に輝くのは史上初の快挙。記録ずくめの、映画史を塗り替える偉業となった。

 演技部門へのノミネートがなく、作品賞に輝いたのは2009年第81回「スラムドッグ$ミリオネア」(監督ダニー・ボイル)以来11年ぶり。また、アカデミー賞作品賞とカンヌ国際映画祭最高賞を両方制したのは、46年第18回「失われた週末」(監督ビリー・ワイルダー)、56年第28回「マーティ」(監督デルバート・マン)以来36年ぶり3作目となった。

 「殺人の追憶」「グエムル―漢江の怪物―」「母なる証明」などのポン・ジュノ監督(50)によるブラックコメディ―。水圧が低いため家の一番高い位置にトイレが鎮座する“半地下”のアパートに住む貧しいキム一家4人が、IT企業経営の裕福なパク社長一家と出会う姿を描く。「グエムル―漢江の怪物―」などの名優ソン・ガンホ(53)が主演を務めた。

 2019年5月、第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画史上初の最高賞・パルムドールを審査員満場一致で受賞。アカデミー賞は6部門(作品賞、監督賞、脚本賞、美術賞、編集賞、国際長編映画賞)にノミネートされた。

 米国が製作に入っていないアジア映画として作品賞ノミネートは史上初の快挙。アジア人の監督賞ノミネートは台湾のアン・リー監督(65=05年、12年に監督賞受賞)以来、史上2人目。作品賞と外国語映画賞(今回から国際長編映画賞)ノミネートは史上7作目となった。

 日本でも1月10日に公開され、大ヒットを記録している。

【作品賞】「パラサイト」
【主演男優賞】ホアキン・フェニックス「ジョーカー
【主演女優賞】レネー・ゼルウィガー「ジュディ 虹の彼方に」
【助演男優賞】ブラッド・ピット「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
【助演女優賞】ローラ・ダーン「マリッジ・ストーリー」
【監督賞】ポン・ジュノ、ハン・チンウォン「パラサイト 半地下の家族」
【脚本賞】ポン・ジュノ、ハン・チンウォン「パラサイト 半地下の家族」
【脚色賞】タイカ・ワイティティ「ジョジョ・ラビット」
【撮影賞】「1917 命をかけた伝令」
【美術賞】「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
【音響編集賞】「フォードvsフェラーリ」
【録音賞】「1917 命をかけた伝令」
【編集賞】「フォードvsフェラーリ」
【作曲賞】「ジョーカー」
【歌曲賞】“(I'm gonna)Love Me Again”「ロケットマン」
【衣装デザイン賞】「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」
【メイキャップ&ヘアスタイリング賞】「スキャンダル」
【視覚効果賞】「1917 命をかけた伝令」
【国際長編映画賞】「パラサイト 半地下の家族」(韓国)
【長編アニメ映画賞】「トイ・ストーリー4」
【短編アニメ映画賞】「ヘア・ラブ(原題)」
【短編実写映画賞】「向かいの窓」
【長編ドキュメンタリー賞】「アメリカン・ファクトリー」
【短編ドキュメンタリー賞】「ラーニング・トゥ・スケートボード・イン・ア・ウォーゾーン(原題)」

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