寺島進、故・松田優作さんからもらった“金言”「このまま本番にもっていきなさい」

俳優の寺島進
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　俳優の寺島進（56）が10日放送のフジテレビ系「ノンストップ！」（月～金曜前9・50）にVTR出演。故・松田優作さん（享年40）への思いを語った。

　俳優の専門学校を卒業後、殺陣師として活動していた寺島。松田さんとの出会いについて「22歳ぐらいだと思うんですけど、殺陣をつけるっていうことで、自分も声をかけていただいて。口のきけない忍者の役で出させていただいた」と振り返った。

　松田さんが稽古場に現れた際の様子を「いつもの稽古場の空気感とはちょっと違う。風のようにスーっと、いつの間にかいらしてまして。良い緊張感だった」と回想。稽古後、松田さんから「今日の感じでいい。これ以上テンションを高くするとクサくなるし、これ以上テンションを下げると成立しないので、このまま本番にもっていきなさい」と優しく言葉をかけられたという。

　その後、松田さんが監督を務める映画にも出演。だが、松田さんは89年に膀胱がんで死去し、寺島の父も同時期に亡くなったという。2人の大切な人を失ったことで“もっといろんな話を聞いておけばよかった”と後悔の念が芽生えたという寺島は「今度そういう、自分に大切な方がもし現れたら、後悔しないように人生生きていこうと心に決めた」と語っていた。