AKS消滅と国内の全AKB48グループ独立のわけとは?

[ 2020年1月20日 21:33 ]

18日に1年9カ月ぶりの単独コンサートを行ったNGT48
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 AKB48グループ内のAKB48とHKT48、NGT48を運営する株式会社AKSが20日、同社のコーポレートサイトで、3グループをそれぞれ独立させることを発表した。さらにAKSは、2月に新会社ヴァーナロッサムに社名を変更。引き続き、現AKSの100%株主の吉成夏子代表取締役が、社長に就くという。

 15年前のAKB誕生から続いたAKSの看板が、ついに下ろされる。一体なぜなのか?なぜこのタイミングなのか?そこにはいくつかの理由がある。

 (1)長年の構想 実は各グループの独立化は、AKSの長年の悲願だった。5年前の15年に新潟県に国内5番目のNGT48が発足したころから、関係者は「将来的には全グループが独立して、AKSはホールディングス会社化したいと思っている」と明かしていた。実際に、6番目のSTU48は博報堂などが経営に参画し、発足時から独立。SKEとNMBも昨年には買い手が見つかり、独立していった。突然のように見えるが、経営計画としては長年の悲願だった。

 (2)リスクの分散化 AKSは「経営・運営の強化、効率化が目的。より各地域と連携できるように」と説明したが、本音には危機回避、イメージの回復の意図が含まれている。AKSが、創業以来かつてないダメージを負ったのが、昨年1月に明らかになったNGT48の元メンバー山口真帆がファンに襲われる事件だ。同事件のあおりで、同じAKSが運営するAKBやHKTもイメージダウンを余儀なくされた。10年も続いたビッグイベントAKB48選抜総選挙は中止になり、AKBのシングル曲発売も延期された。今後は全グループが独立することで、共倒れしない体制にと考えている。

 (3)経営者と経営計画の違い AKSは、2005年(平17)12月8日にAKBが結成された直後の06年1月20日に、AKBの運営会社として設立された。当初は、初代の代表取締役社長が100%株主のオーナー企業だったが、11年にパチンコメーカー京楽産業が資本参加し、その京楽出身の吉成夏子氏が、14年から代表取締役社長に就任し、同社の株式も100%保有した。オーナーが吉成社長に代わると、積極的に海外に進出。現在、アジア諸国に全9グループが誕生し、タイのBNK48は大ブレークするまでに成長した。吉成社長は、自分の肝いりの海外事業に専念し、国内グループは、ほかのスタッフらに託す決断をした。

 AKBも結成から15年目。さすがに時代もファンの嗜好(しこう)も変化した。AKS=AKB48という従来のイメージに終止符を打ち、昨年のネガティブなイメージもリセットして、大きく生まれ変わるべく、スクラップ&ビルドに着手した。

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