テレ東 反社への闇営業問題「極めて遺憾」 該当芸人の今後の出演見合わせ

[ 2019年7月4日 12:27 ]

「雨上がり決死隊」の宮迫博之(左)と、「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮
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 テレビ東京の小孫茂社長(67)が4日、東京・六本木の同局で定例会見を行い、お笑い芸人が事務所を通さずに仕事をする“闇営業”を詐欺グループや暴力団関係者といった反社会的勢力を相手に行った問題について局としての見解を示した。

 騒動を受け、小孫社長は「大変残念なことだと思っております」と言及。「今回の件につきましては、所属事務所のほうから謹慎処分を含めていろいろな決定が出まして、そういう事態を受けまして、社会的な影響も考え、総合的に考えて、当該タレントの方々の今後の出演を見合わせるということに決定しております」とコメントした。

 さらに「反社会勢力の接触を避ける、持たないということは、2011年に民放連に指針が出している。テレビ東京グループ自体も行動規範の中で同様のことを宣言している」としたうえで、「そういう観点からしても際めて遺憾なこと。関係したタレントさんの属事務所の方には担当のほうからコンプライアンスの遵守をさらに徹底していただきたい旨、口頭ではありますが、申し入れた」と説明した。

 「今後一層、コンプライアンス遵守は私ども自体もきちっと対応を徹底する必要がある。グループ各社の社員にも徹底するように話は済ませている」とし、「思わぬところから広がった闇と言われるものですが、これが払しょくされる形に早くなっていけばいい。きちんきちんと対応することが最も大切ではないかと思っている」とした。

 担当の井上康取締役は当該タレントの今後の出演に関しては「収録予定も含めてありません」と付け加えた。

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2019年7月4日のニュース