西城さん一周忌 秀樹は生きている!ライブ映像に黄色い歓声、3600人大興奮

[ 2019年5月17日 05:30 ]

大勢のファンを集めて開催されたフィルムコンサート(スクリーンははめ込み)
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 歌手の西城秀樹さん(享年63)の一周忌を迎えた16日、東京・豊洲PITでフィルムコンサートが開かれた。平日にもかかわらず、昼夜全3回の上映会に計3600人が集まる盛況ぶり。会場には生前のライブさながら黄色い歓声がとどろいた。ゲストで駆けつけた後輩の岩崎宏美(60)は「秀樹はいまだに生きている」と感激した。

 ファンクラブ会員限定で開かれた午前の部では、西城さんが1985年に行った日本武道館コンサートの映像が上映された。

 名曲「ブルースカイブルー」を総立ちで聴き入るファン1200人。大ヒット曲「YOUNG MAN」では西城さんに導かれるように「Y、M、C、A」とポーズを取りボルテージは最高潮に達した。会場にはペンライトの光が舞い、甲高い「ヒデキ!」の黄色い歓声。34年前にタイムスリップしたかのような光景だった。

 終了後には岩崎のほか、通夜と葬儀・告別式で司会を務めた徳光和夫(78)らがトークイベントを実施。上映会中、楽屋に待機していた岩崎は、会場から伝わってくる熱気に「秀樹はいまだに生きている。ファンの熱意を感じた」と涙ぐんだ。デビュー当時の所属事務所の後輩で「憧れでした。あまりにスターすぎて近寄り難かった。人のオーラって見えるんだなと思った」と振り返った。

 フィルムコンサートは、追悼ボックス「HIDEKI UNFORGETTABLE」の発売記念として開催された。会場には自宅で作曲用に使っていた愛用ギターやステージ衣装などが展示され、ファンは思い出に浸った。秋田から駆けつけた主婦(58)は「改めて歌を聴くと洋楽のテイストが強い曲が多くて、今聴いても新しい。いつまでも色あせないと思います」と話した。

 一周忌の法要は今月上旬に家族だけで終えた。所属事務所は「来年の三回忌はファンの皆さんも参加できるイベントのような催しにできれば」と構想を明かした。

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