カバー曲は対象外だが…DA PUMPの「U.S.A.」特例でレコード大賞候補も

[ 2018年10月22日 11:30 ]

「U.S.A.」の「いいね」ダンスを披露するDA PUMP
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 【DA PUMPの逆襲(1)】世代を超えた流行歌がなくなって久しい。しかし、今年はお茶の間で話題の歌が出てきた。男性7人組「DA PUMP」の「U.S.A.」だ。グループはデビュー22年目で一躍、再ブレークしている。この歌がなぜヒットし、年末に向けて改めて注目を集めているのか。その理由を探った。

 その年を代表する歌に贈られる「日本レコード大賞」(12月30日)。同賞を狙うレコード会社の関係者の間でいま「この歌はノミネートされるのか?」との話題で持ちきりなのが「U.S.A.」だ。例年、11月中に発表される大賞候補の10曲の中に入るかどうか。同曲は外国人が作曲したカバー曲だからだ。

 実際に外れた例がある。1979年、最もヒットした西城秀樹さんの「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」。米グループ「ヴィレッジ・ピープル」の「Y.M.C.A.」に日本語詞を乗せたカバー。レコ大は国内の作曲家による日本作曲家協会が主催しており、賞の成り立ちからすると海外作品のカバー曲の受賞はそぐわない。82年には同様のケースで岩崎宏美(59)の大ヒット曲「聖母(マドンナ)たちのララバイ」もノミネートされなかった。

 しかし、今年は「U.S.A.」ほどの話題曲がほかに少なく、音楽関係者は「洋楽のカバーだとしても絶対に無視できないはず」と指摘する。そこでレコ大の歴史を振り返ると、95年に例外が存在する。「安室奈美恵 with SUPER MONKEY’S」の「TRY ME〜私を信じて〜」だ。

 外国人の女性歌手、ロリータの「TRY ME」に日本語詞を付けたカバー曲。大賞候補に選ばれるのは史上初めてだったが、特例で選んだ判断が正しかったことは、その後の安室さんの活躍を見れば明らかだ。

 今年はくしくも、その西城さんが他界し、安室さんが引退した年。「U.S.A.」が候補曲となり、もし大賞に選ばれれば史上初めてのことになる。「U.S.A.」は最有力候補とは言わずとも“最注目”の歌ということだけは間違いない。 (飯尾 史彦)

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