「相棒17」初回に志水正義さん登場 特命係の部屋のぞくシーンなどにネット涙 テロップで追悼も 

[ 2018年10月17日 21:08 ]

志水正義さん
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 俳優の水谷豊(66)が主演を務める国民的刑事ドラマ「相棒」の新シリーズ、テレビ朝日「相棒season17」(水曜後9・00)が17日に30分拡大でスタートし、9月27日に亡くなった俳優の志水正義さん(享年60)が演じた大木長十郎刑事が特命係の部屋をのぞく、おなじみのシーンがオンエアされた。SNS上には追悼の声が続々。この日の放送の最後には「9月27日、大木長十郎役・志水正義さんがお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と追悼テロップが表示された。

 志水さんは今夏、闘病しながら新シリーズの収録に参加していた。番組開始から7分、角田六郎課長(山西惇)が特命係の部屋に入っていく場面で登場。杉下右京(水谷)と冠城亘(反町隆史)が優雅に紅茶を入れるシーンで、角田課長の後ろ、続いて部屋に入ってきた特命係に“左遷”された青木年男(浅利陽介)の後ろに小松真琴刑事(久保田龍吉)と映った。

 開始40分には大木刑事が1人コーヒーを入れながら特命係の部屋をのぞく場面があり、開始56分には再び小松刑事と登場した。この日の最後には角田課長、小松刑事らと「猿も木から落ちる」と同じ意味のことわざを言い合い、談笑するシーンもあった。

 インターネット上には「大木さん、えらい痩せて…。 撮影頑張られたんやね(涙)」「大木刑事…泣 ありがとうございました」「大木刑事の台詞にウルッときました。安らかに」「大木さん…少しでも長く映っていて…焼き付けるから」「大木さん、何話まで出られるのだろうか。最後の出演まで見届けたい」などの声が相次いだ。

 志水さんは2002年の開始時から今年3月に放送を終えた「season16」まで「相棒」全シリーズに出演。特命係の部屋をのぞくシーンで独特の存在感を示し、小松刑事と“大木小松コンビ”として親しまれた。

 志水さんは今年7月、すい臓がんと診断され、肝臓に転移していることを公表。9月27日午前7時9分、すい臓がん、多発肝転移のため東京都内の病院で死去した。

 8月20日のフェイスブックで「相棒」の収録に参加したことを報告。同30日には、闘病の苦しみとともに「相棒の撮影に支えられていることに感謝」とつづっていた。

 番組公式サイトなどは9月28日に「9月27日、大木長十郎役・志水正義さんがお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と訃報を伝え、追悼した。

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2018年10月17日のニュース