故樹木希林さん語りのラジオドラマ、全国ラジオ局で再放送

[ 2018年10月10日 12:52 ]

9月15日死去した女優の樹木希林さん
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 全国37の民放AMラジオ局が加盟する「火曜会」(地方民間放送共同制作協議会・火曜会)は10日、9月に死去した女優・樹木希林さん(享年75)の語りによるラジオドラマ 「神田・神保町 レコード屋のおかみさん」を13日の山形放送を皮切りに全国の加盟局で順次再放送すると発表した。 各局の再放送日は「火曜会」のホームページに掲載される。

 同ラジオドラマは、東京・神保町の老舗レコード店の社長のエッセーをもとにした作品。関東大震災を経て、のちの東京大空襲でも生き残った蓄音機の名器・クレデンザとともに迎える敗戦後の一大レコードブーム、音楽喫茶の隆盛やジュークボックスの登場などの歴史を、樹木さんの語りで振り返る。

 過去1年間(17年4月〜18年3月)の放送の中から、優れたテレビ、ラジオ番組や個人・グループに贈られる「放送文化基金賞」では優秀賞を受賞。7月の授賞式で登壇した樹木さんは「予算はない、スタジオもまあひどい。でも神保町に生まれ育ったものとしてこれもご縁ですね。スタッフの皆さんが喜んでくださってそれがよかったなと」と話していた。

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