人気ドラマ「ER」出演の女優が警官に射殺される ロサンゼルス郊外の自宅で悲劇

[ 2018年9月1日 12:09 ]

警官に撃たれて死亡したマルケスさん(AP)
Photo By AP

 90年代にオンエアされて日本でも人気があった米国のテレビドラマ「ER緊急救命室(原題はER)」に出演していた女優のバネッサ・マルケスさん(49)が8月30日、ロサンゼルス郊外の自宅アパートで警官に銃で撃たれて死亡した。

 AP通信によれば、3人の警官はアパートの家主の通報を受けて心理療法士とともに現場に急行。そのとき発作を起こしていたマルケスさんに対して医療機関で治療を受けるように1時間半にわたって説得した。しかし精神状態が不安定だったマルケスさんは銃のようなものを手にして(その後、空気銃と判明)、警官に向けたために事態は急変。警官がそれに対抗して発砲し、結局、マルケスさんは搬送先の病院で死亡が確認された。

 マルケスさんは80年代に「となりのサインフェルド(原題はサインフェルド)」などに出演し、1994年から97年にかけては「ER」に看護士役で出演。昨年にはセクハラと人種差別について意見したことで、当時の共演者でもあったジョージ・クルーニー(57)から降板させられた(クルーニーは否定)と語って注目されていた。

 なお警察当局はボディー・カメラで発砲までのプロセスを録画しているが、少なくとも今後半年間は公表しないとしている。

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2018年9月1日のニュース