「美女採集」アーティストと詩人が建仁寺でコラボ 共著「千年後の百人一首」原画100枚を公開

[ 2018年9月1日 05:30 ]

建仁寺で最果タヒ氏と展覧会を開催する清川あさみ氏
Photo By 提供写真

 女優やタレントの写真にビーズや刺しゅうを施す「美女採集」シリーズで人気のアーティスト・清川あさみ氏(38)と、映画化された「夜空はいつでも最高密度の青色だ」などの詩人・最果(さいはて)タヒ氏(32)がタッグを組んだ展覧会が京都で開催される。最果氏が現代語訳した百人一首をモチーフに、清川氏が描いたアートを収めた共著「千年後の百人一首」の原画100枚を公開。11月21日〜12月10日、京都最古の禅寺で初夏と冬の特別拝観以外は非公開の歴史ある建仁寺山内の両足院で行われる。

 清川氏は今年4月の「美女採集」個展が4万3000人を動員。「千年後の…」は4万部に迫るロングセラー。古都を舞台に百人一首をテーマとした現代アートのコラボは注目を集めそうだ。百人一首は女優の南果歩(54)の朗読による音声ガイドが流れる予定。

 清川氏は「庭の紅葉や匂い、歌人たちの気配とともに“千年後の百人一首”の世界を楽しんでいただけたら」と期待。最果氏も「この絵札だからこそ触れられる千年前がある。その一瞬を楽しみにしています」とコメントしている。

続きを表示

この記事のフォト

2018年9月1日のニュース