綾瀬はるか 引退覚悟で臨んだ「セカチュー」の丸刈りは「剃ってみたいと思った」

[ 2018年7月7日 10:08 ]

綾瀬はるか
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 女優の綾瀬はるか(33)が7日放送のTBS系「サワコの朝」(土曜前7・30)に出演。ヒロインを演じ、出世作となった同局の連続ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年)での秘話を明かした。

 綾瀬は15歳の時にホリプロスカウトキャラバンで審査員特別賞を受賞し、16歳に上京。当初は「 何になりたいっていうのも明確にあるわけじゃなくて、演技なんてとんでもないって感じでした。ボヤ―っとしてたんです」と振り返った。

 そんな中、「世界の中心で、愛をさけぶ」のヒロイン・アキ役をオーディションで射止めた。「原作をたまたま読んでいたんです。アキ(役名)と(山田孝之演じる)朔(太郎)ちゃんのまっすぐな思いとか青春みたいなものが凄くキラキラしていて、『あ、やってみたい』と思ったんです」と初めて自主的に挑んだ役だったことを明かした。

 とはいえ、オーディションはその思いの強さから緊張で震えが止まらなかったといい、「やりたい思いが強すぎちゃって、紙を持つ手がバタバタっていうほど震えて。(その音で)セリフが全く聞こえなかったって言われて。やりたいって気持ちが伝わったみたいです」と苦笑した。

 同作では、白血病にかかり、いずれ死んでしまう役どころを演じたこともあり、頭髪を剃り、日に日にやせていく演技をしなくてはならず、過酷なものだった。丸刈り頭については「剃ってみたいって思いました。坊主にしてみたいと思いました」と意外にも前のめりだったことを告白。「坊主にした日は鏡に幕を下ろされて、自分が剃られているところは見てなくて。その最中は落ち武者みたいだったらしいんです。見なくてよかったねって言われたんです」とあっけらかん。「スタッフさんにお菓子食べないか見張られてて。でも、7キロぐらいやせました」と根性を見せつつ、「そのあと、『回想シーンを撮るから戻せ』って言われて、食べまくったら、4日ぐらいですぐ戻りました。すんごい食べた、6食ぐらい」と笑った。

 「いつ広島に戻ろうかなってお仕事していて、この作品が終わったらもう辞めていいという気持ちで臨んでました。すべてを捧げようと」と引退覚悟で臨んでいた当時の思いを吐露。「自分のことを女優ともまだ思っていなかったし、アキちゃんを演じられたら辞めていいって」と続けた。

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2018年7月7日のニュース