豊川悦司「半分、青い。」で初朝ドラ 北川悦吏子氏と17年ぶりタッグ

[ 2018年1月11日 05:30 ]

次期NHK連続テレビ小説「半分、青い。」で朝ドラに初出演する豊川悦司
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 女優永野芽郁(18)が主演する4月2日スタートのNHK連続テレビ小説「半分、青い。」の新たな出演者が10日、発表された。ヒロインの師匠となる少女漫画家役に、朝ドラ初出演の俳優豊川悦司(55)が決定。大ヒットドラマ「愛していると言ってくれ」(TBS、95年)などで知られる脚本家、北川悦吏子氏(56)と17年ぶりのタッグとなり「大変光栄」と意欲満々だ。

 豊川のキャスティングは、NHKの制作スタッフと脚本の北川氏の話し合いで決定。制作統括の勝田夏子チーフ・プロデューサーは、ヒロインを成長させる売れっ子少女漫画家の役柄について「普通の“師弟もの”の枠には収まらない、規格外の2人のバトルが繰り広げられます」と明かす。豊川は「今や飛ぶ鳥を落とす勢いの最強の看板枠・連続テレビ小説に初出演することを大変光栄に感じます」と意欲を燃やしている。

 豊川が北川氏脚本のドラマに出演するのは、01年の「Love Story」(TBS系)以来。北川氏脚本、豊川主演の「愛していると言ってくれ」は平均視聴率21・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、最終回で28・1%(同)を記録。DREAMS COME TRUEが歌った主題歌「LOVE LOVE LOVE」も大ヒットした。北川氏自身も「お互い(北川氏と豊川)の代表作の一つ」と語る。

 既に撮影はスタート。北川氏は「撮影に入る前、豊川さんにお会いした時、私のことを“愛していると言ってくれ”で戦った戦友とおっしゃっていた」とエピソードを披露。「時が流れて(自分が)どんな脚本が書けるようになっているのか、豊川さんはどんなお芝居ができるようになっているのか、楽しみです」としている。

 豊川は「旧知の北川さんから、とても難しいキャラクターを頂いた。全く自信はありませんが、弱気を武器に、真摯(しんし)に務めてまいります」と気を引き締めていた。

 ▼半分、青い。 北川氏のオリジナルストーリー。ヒロイン(永野芽郁)は1971年、岐阜県東濃地方で誕生。小学生の時、病気で片耳の聴力を失うが、両親(滝藤賢一、松雪泰子)や幼なじみ(佐藤健)に励まされながら成長。高校卒業後、漫画家を目指して上京する。師匠(豊川悦司)にしごかれ修業を続けるが、やがて挫折。シングルマザーとなって故郷に戻り、転機を迎える。

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