藤田紀子、報道は「逆です」 貴親方は「理事長になりたいなら…」

[ 2017年11月23日 14:25 ]

タレントの藤田紀子
Photo By スポニチ

 大相撲の元藤島部屋、二子山部屋のおかみさんでタレントの藤田紀子(70)が23日、フジテレビ「バイキング」(月〜金曜前11・55)に生出演。横綱・日馬富士(33=伊勢ケ浜部屋)の平幕・貴ノ岩(27=貴乃花部屋)に対する暴行問題で、師匠の貴乃花親方(45=元横綱)が警察の捜査を優先させたいとして、日本相撲協会の危機管理委員会の調査への協力要請を断ったことなどついて持論を述べた。

 番組にはモンゴル出身力士の先駆け、大相撲の元小結・旭鷲山のダバー・バトバヤル氏(44)も出演。モンゴルでの過熱報道ぶりについて「(記者が)家にも入ってくる。ベッドまで来る。日本はないでしょ?」と明かした上で、今回の来日は「(自分は)日本のマスコミにしか話していないが、他の人間から聞くとおかしくなるから、貴ノ岩、日馬富士ら本人から話を聞く」ためのものだと説明。すでに貴ノ岩にアポイントを取り「今週の土曜日か日曜日に会おうという話にとりあえずなっている」と告白した。

 同番組では、モンゴルのメディアで今回の騒動が「貴乃花親方が理事長になるため」「酔っ払いのけんか」などと報じられていると紹介。「手ぶらで帰ったらモンゴルのマスコミが好き勝手に書く」と苦笑する旭鷲山に対して、藤田は「事実として持ち帰ってもらいたいのは、これ(貴乃花親方が理事長になるため)は逆です」と切り出し「親方が理事長になりたいからやってるわけない」と断言。「理事長になりたかったら、穏便に過ごしてみんなと合わせた方がなれます」と持論を述べた。これにはMCを務める俳優の坂上忍(50)も「そうですね」と同意。「(理事長になって)改革するのをあきらめているわけではないでしょうが、今が勝負だということで(理事長になるということを)捨てている部分があるという覚悟」とまとめた。

 また、坂上から「息子さん(貴乃花親方)は戦い続けるでしょうね」と水を向けられた藤田は「ここまで来たら、そのつもりで警察に言ったのだと思う。ぜひ戦ってほしいし、負ける勝負はしてほしくない」とキッパリ。坂上から「やっぱり勝ってほしい?」と問われると「もちろん。負けるということは、貴乃花親方が間違ったことをしたということ。間違いがあるとしたら、協会の届け出をしていないということだが、意図してやったこととしてくんであげたい。本当は(組織としての)手順を通せば一番よかったけど、何かあるんでしょう」と締めくくった。

続きを表示

2017年11月23日のニュース